1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680297
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Research Institution | Hachinohe National College of Technology |
Principal Investigator |
GROSSMAN Barry H. 八戸工業高等専門学校, 一般教科, 外国人教師 (00271487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 要 八戸工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (60188000)
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Keywords | 英語教育 / 日本人技術者 / 英語能力 / 海外勤務 |
Research Abstract |
本研究の目的は、高専卒業生の多くが卒業後に就職する工業系企業の日本人技術者で、海外(英語圏)で勤務する者における英語の弱点領域を調査し、高専における英語教育の方法およびその効率を改善することにある。前年度にはアンケートによる調査・分析を行ったが、その分析結果から「殆どの企業では日本人技術者の英語力は不充分であると考えているが、「不充分」の基準が企業によって異なるため、それを平準化する必要がある」との知見を得た。そこで、今年度は先ず、その「平準化」のためにアンケートに協力してくれた企業に宛てて「英語圏あるいは業務を遂行するのに英語を用いる必要のあった国にある海外支社あるいは関連企業において、1年以上勤務した経験のある技術系の従業員」に対して聴き取りテストを実施するよう依頼した。それに基づき前年度のアンケート分析結果を補正した。 今年度において中心となる研究は、アンケート調査の分析結果を基に高専の英語担当教官による「研究会」を組織することであった。これは、以下のようなプログラムで平成8年7月29・30日に八戸工業高等専門学校にて開催した。 1.基調講演(バリー・グロスマン)…アンケート調査の分析結果を発表 2.特別講演(竹内秀樹:(株)日鉄ヒューマンデベロップメント)…企業の研修担当者による現状認識と提言 3.講演(樋口晶彦:鹿児島高専)…技術者に必要とされる英語の英語教育への導入に関する提案 4.シンポジウム(提題者4名)…高専に特化された英語教育の在り方についての討議 5.模擬討論…高専の英語教育を変革する際の障害となる問題点を明確化するための模擬討論 6.自由討論…模擬討論によって明確化された問題点を解決するための現実的方策の検討
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Barry GROSSMAN: "Getting to the Root of the Language Problem ; Finding and Correcting Weaknesses in Engineering English" 八戸工業高等専門学校紀要. 31. (1996)
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[Publications] 高橋要: "海外勤務日本人技術者の英語能力-日本企業へのアンケート調査の分析-" 八戸工業高等専門学校紀要. 31. 73-79 (1996)