1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680317
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
齋藤 尭幸 北海道大学, 文学部, 教授 (70113561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 幸子 工業技術院生命工学工業研究所, 人間情報部, 主任研究官
行広 隆次 北海道大学, 文学部, 助手 (60240628)
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Keywords | 冗長性分析 / 尺度混在データ / 連続変数 / 離散変数 |
Research Abstract |
冗長性分析(RDA)の応用性評価の3課題を研究し,それに基づいて理論研究の1課題を行った. 課題A 官能検査データによるRDA手法の評価 衣服素材の物理的素材に対する着用感の関係について、実験データフアイルを作成し、RDAによるデータ解析を行ない、手法の有効性を検討した。その結果,1)RDA手法が非常に有効であること,2)説明変数群の相関行列が準退化した場合の機能と変数選択の機能が必要であることが判明した。 課題B 人間工学データによるRDA手法の評価 臭公害に関する化学物質の物理化学的特性とその官能評価の関係について、データフアイルを作成し、RDA手法による分析の有用性を確証した。この場合、物理化学的特性は連続変数のみならず離散変数で記述されるので、尺度混在データに対する一般化手法が必須になる. 課題C 教育データによるRDA手法の評価 大学入試センター試験と高校調査書の5教科成績について,RDA手法による分析を行った.その結果両者は労力の異なる領域を計測し、その領域は前者の方が後者よりも広いことを明かし,RDA手法の有効性を実証した. 課題D RDA手法の一般化理論の開発 課題Aの知見に関し、説明変数群の相関行列の退化を条件数基準によって判定すると、一般化逆行列を手法に組み込む場合と、データ解析上の知見は大差のない結果になることを発見した。課題Bの知見に関し、連続変数と離散変数の尺度混在データに対する一般化RDA手法の理論を開発し、その計算プログラムを開発し、システムとして実現した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 齋藤,尭幸・中島晃、行広隆次: "高校調査書とセンター試験の関連性-冗長性分析による事例研究" Hokkaido Behavioral Science Report Series M(S). 21. 1-19 (1995)
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[Publications] 齋藤,尭幸・円羽雅子: "ガードル着用感の素材物性に対する従属関係の分析" Hokkaido Behavioral Science Report Series M(S). 22. 1-20 (1996)