1996 Fiscal Year Annual Research Report
統計学的視点からの動物実験代替法のバリデーション研究
Project/Area Number |
07680327
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Research Institution | Science University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉村 功 東京理科大学, 工学部, 教授 (30010797)
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Keywords | 代替法 / ドレイズスコア / 眼刺激性 / 用量反応性 / バリデーション / ED50 |
Research Abstract |
統計学的側面からの代替法に関する研究には,三つの局面がある.第1は提案されている代替法自体の安定性,実用可能性の検討である.第2は代替されるべきin vivo試験法の性能評価,精度評価の検討である.第3は代替されるべき試験法と代替法との関連の強さ,あるいは後者による前者の結果の予測精度の検討である. 第1に関して本研究は,代替法学会の共同研究のデータを利用してバリデーション研究を行い,たとえばCV法が比較的結果の安定している代替法であることを示した.別冊の研究成果報告書(以下では別冊報告書と呼ぶ.)の文献(1)はそれをまとめたものであり,別冊報告書の文献(6),(9),(11),(12)は,関連してデータマネージメントの方法の確立,ED50推定法の精度の吟味,計算プログラムの作成,変数変換法の比較,等を行ったものである. 第2に関して本研究は,皮膚刺激性試験法でのデータ解析の改良を提案した.別冊報告書の文献(3)(7)はそれをまとめたものである.本研究では,一般のin vivo試験のデータ解析法の改良の提案も行い,最大対比法の提案なども行った.別冊報告書の文献(4),(8),(13),(14)は,関連したED50推定法の提案などを行ったものである. 第3に関して本研究は,代替法の組でin vivo試験の結果を予測する予測方式を提案した.別冊報告書の文献(2)はそれをまとめたものである.別冊報告書の文献(10)は関連してメタアナリシスの適用可能性を検討したものである. これらの研究の中で,より一般的にデータ解析で注意しなければならないことを整理し,代替法研究者に提示したものが別冊報告書(5)である.
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Research Products
(1 results)