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1995 Fiscal Year Annual Research Report

喫煙と補導から見た少年の不良行為に関する統計的研究

Research Project

Project/Area Number 07680328
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionJapan Women's College of Physical Education

Principal Investigator

小林 敬子  日本女子体育大学, 体育学部, 助教授 (20120785)

Keywords補導 / 主成分分析 / 不良行為 / 少年
Research Abstract

補導状況を知る手がかりとなる不良行為少年補導10年間の年齢別、性別、項目別時系列データを用いて、主成分分析を主とした分析を行った。11歳未満と、12歳から19歳に至る年齢別件数であるが、18〜19歳ともなると見かけ上、成人との区別がつきにくく、補導データに偏りがある可能性を無視できないことと、12歳以下の補導件数は極めて少なく特殊な事情によるものと考えられるため、本研究では、思春期にあたり児童福祉法の適用年齢でもある、中・高校生、すなわち13歳から17歳を対象に分析した。
補導件数が少なくて分析が特殊になると予想される事象を除いた次の10項目「飲酒、喫煙、薬物乱用、乱暴・けんか、深夜徘徊、家出、無断外泊、不良交友、怠学、暴走行為」を主体とした。
ある年のある年齢をひとまとめのカテゴリーと見なして因子分析を行った結果、ファクター1は「お金」「年齢」の軸であるといえた。年齢が低いときはお金のかからない「家出、喧嘩」により反抗する気持ちを表し、年齢が高くなるほど、「飲酒、喫煙、薬物使用」等のお金のかかる行為へと移行していることがわかった。中学生から高校生になった時点で、行動が変化する様子も分析された。潜在的に「お金を使いたい」気持ちがあり、現実に「金が手にはいるかどうか」、すなわち、お金が行動の決め手になっていると考えらる。アルバイトの実情を把握することにより詳細がつかめると考えられる。
また、ファクター2により、外向的非行、内向的非行に分類できることもわかった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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