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1995 Fiscal Year Annual Research Report

都市空間のナビゲーションにおける景観印象の役割

Research Project

Project/Area Number 07680398
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

黒川 隆夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00029539)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 緒方 誠人  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (50273545)
Keywordsナビゲーション / 情報空間 / 都市 / メンタル・モデル / 景観
Research Abstract

(1)都市内の場所の特定にどの様な情報が使われているかについて調査を行うために、元現像及び景観から重要と考えられる情報を削除した映像を被験者に提示し、これらの比較を行った。
(2)道路・交差点を中心とした周辺の景観を含む映像を撮影し、これらの収録された画像から、景観印象を形成する重要な要素である道路の情報と周辺建物のファサードを取り上げ、これを選択的に除去する処理・景観の細部情報をぼかす処理などを行って、実験用映像を作成した。
(3)作成した映像を、対象地区に精通した被験者を使って映像の示す場所、方向について回答させた。この結果、情報を削除するほど正答率が下がるとともに回答時間も長くなることがわかった。またこれらは映像アングルにより変化することが明らかになった。
(4)これらの結果を元に、被験者のメンタル・モデルについて検討を行なった。人間は街路空間の位置特定において、局所的な情報も利用しているものの、建物の空間配置などの大局的な情報利用が主であり、このような情報と認知地図が相互に関連しあいながら用いられると考えられる。
また、メンタル・モデルは個々の場所そのものの特徴ではなく、その場所とその場所に関連した複数の情報がリンクしたものと考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 緒方誠人・黒川隆夫・材野博司: "都市空間における歩行者のナビゲーション行動分析" ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集. 11. 775-782 (1995)

  • [Publications] 緒方誠人・材野博司: "都市のサイン計画に関する行動面からの研究" 日本建築学会計画系論文集. 473. 113-119 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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