1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680412
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
市野 学 東京電機大学, 理工学部, 教授 (40057245)
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Keywords | シンボリック・データ / ファジイ・クラシファイア- / データ・アナリシス / 条件つき特徴 / 知識獲得 / 学習 |
Research Abstract |
平成7年度は、シンボリック・データを記述する特徴の種類の一般化を中心課題とした。シンボリック・データの各サンプルは、量的特徴、順序の入った質的特徴、名義的特徴、木構造を有する特徴を認めている。ただし、「もし"色が赤"ならば"重さは300〜400グラム"である」といった条件づきの特徴は扱えない状態にあった。しかし、特定のサンプルに条件部が接続し、その条件部にさらに特徴値が接続するという見方をすれば、条件つき特徴によるサンプルの表現も木構造として捉えることが可能である。したがって、条件部が数量的か、順序の入った質的か、あるいは名義的かの種類に、とる値が数量的か、順序の入った質的か、あるいは名義的かの種類の組み合せにより、合計9通りの木構造を有するサンプルの表現が考えられる。これらの木構造による表現に対して、カルテシアン・ジョインとよぶ記述の一般化を実現する演算とカルテシアン・ミートとよぶ記述の限定を実現する演算をいかに合理的に定めるかが問題の中心であった。既にパイロット・モデルが完成し、世の中で実際に用いられている特徴の種類の収集等も実行している(例えば「洋服の型とサイズ」のような特徴)。 なお,現時点でのモデルによる成果を以下の国際会議で報告している。 M. Ichino and H. Yaguchi, and E. Diday, “A fuzzy symbolic pattern classifier", International Conference on Ordinal and Symbolic Data Analysis, Paris, June, 1995. H. Yaguchi, and M. Ichino, and E. Diday, “A knowledge aquisition system based on the Cartesian space model", International Conference on Ordinal and Symolic Data Analysis, Paris, June, 1995.
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