1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680441
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
草原 真知子 東京工芸大学, 芸術学部, 助教授 (40271366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 良練 東京工芸大学, 情報処理教育研究センター, 講師 (60267531)
森岡 祥倫 東京工芸大学, 芸術学部, 助教授
中村 光一 東京工芸大学, 芸術学部, 教授 (80237396)
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Keywords | 画像通信 / コミュニケーション / アート / インターネット / 創造性 / バーチャルリアリティ / 創発 / 著作権 |
Research Abstract |
1)NTT Inter Communication CenterおよびNTT情報通信研究所の技術者と共同研究を始めたことで、ア-ティスト、技術者・ネットワーク管理者との幅広い意見交換および実験が可能になり、連画プロジェクトの多様な展開、連画ホームページの構築など、コンテンツと形式の相関関係について多くの知見が得られた。また、9月にはカナダとの間でパソコンネットとインターネットの2層構造による画像伝送を用いて国際連画を行った。 2)モトローラ主催のInteractive Media Festival(5月)およびMIT Media Lab主催のコンテスト“Portraits in Cyberspace"(10月)の審査過程においてネットワーク上の斬新なアイディアや優れた運用方法に触れることができた。また、画像を活用したインターネット上のリアルタイム会議、VRMLの使用などを試み、初期の目標であった動画像の伝送だけでなく、VR伝送についても最新の技術とその応用を検証できた。 3)TV会議システムを応用した展示・パフォーマンスを通じ(11月、主催NTT)、遠隔通信によるバーチャルな身体的接触の及ぼす心理的影響について知見を得た。VRML、Hot JAVAのアート作品への応用についても具体的成果が得られた。 4)1)の成果を踏まえ、学生が使いやすいキャンパス間画像通信の実験として、First ClassとMacintoshをサーバーに用いたネットワークの試験運用を厚木キャンパスで開始し、(12月)これとインターネットとのTCP-IP接続を始めた(3月)。 5)アート系ネットワークへのリンク及び画像作品自体を含む研究代表者のホームページをNTTのサ-パ-内に開設、ネットワーク上の総合的な画像伝達の手法について実験を開始した(1月)。 6)学会、国際シンポジウム等において研究テーマに関連した発表を行った。
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[Publications] 草原真知子 他: "連画コミュニケーションシステムの基本構成" 情報処理学会 マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集. W-PDS95. 180-194 (1995)
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[Publications] :Machiko KUSAHARA: "Collision of Meanings and Free Association Paradaigms" Annual Inter Communication 95. 1. 100-103 (1995)