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1996 Fiscal Year Annual Research Report

マルチメディアネットワークにおけるフォールトトレランスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 07680450
Research InstitutionTOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY

Principal Investigator

岩崎 一彦  東京都立大学, 工学部, 教授 (40232649)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋本 明浩  千葉大学, 総合情報処理センター, 講師 (60164779)
Keywordsネットワーク / 障害 / フォールトトレランス / 最大連結グラフ / TCP / IP / チェックサム / 統計処理
Research Abstract

本研究の目的は,マルチメディアネットワークにおける障害発生のメカニズムを解析するとともに,障害予防手法,あるいは万一障害が生じてもその影響が局所的に留まるようなフォールトトレランス技術を研究開発することである.
ネットワークのフォールトトレランス向上という面から理論的検討をおこなった.ネットワークはノードとそれらを結ぶリンクから構成される.一般にリンク数を増やすとノード間の距離は減少するがハードウェア量は増大する.本研究では,次数が5または6という一定であるようなネットワークについて,コスト(=次数×直径)の小さいネットワークを求めた.また,この次数5,6のネットワークが最大連結グラフであることを証明し,フォールトトレランスの面で優れていることを示した.
現在のインターネットではTCP/IPプロトコルが広く使用されている.このプロトコルでは誤り検出方式としてチェックサムと呼ばれる方式が用いられている.本研究では,このチェックサム方式における2重および3重誤りの検出率を解析した.パケット全体の誤り見逃し率の上界値も求められる.
キャンパスで実際に生じた障害を,以下の観点から分類した.すなわち,物理的障害/人為的障害,影響の範囲(キャンパス全体/部局/研究室),影響の程度(全く使えない,使えるが性能が出ない/間欠的に発生/気がつかない程度)等である.これらの障害に対する対策は現在のところ十分には検討している段階とは言えない.今後の研究課題として取り組みたい.
また,実測データの統計処理手法の開発という観点から,大学入試における高校の成績と入学後の成績の関係についても解析した.

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] K.Iwasaki,A.Furuta: "Mesh Spiral and Mesh Random Networks" IEICE Trans.Info.& Syst.E79D・8. 1093-1098 (1996)

  • [Publications] 高岡理、千葉篤、岩崎一彦: "次数5の規則的な相互結合ネットワークについて" 電子情報通信学会技術研究報告(フォールトトレラントシステム). FTS96-36. 17-24 (1996)

  • [Publications] 横田大輔、出崎善久、三浦幸也、岩崎一彦: "TCP/IPチェックサムの2重誤り検出能力について" 電子情報通信学会技術研究報告(フォールトトレラントシステム). FTS96-53. 41-48 (1997)

  • [Publications] 桜井裕仁、田栗正章、橋本明浩: "内申点を考慮した場合の大学入試の最適配点" 第2回研究集会多変量データ解析の利用による大学入試データ解析. 1-8 (1997)

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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