1996 Fiscal Year Annual Research Report

管理・間接業務の効率化のためのIT(情報技術)の適用法に関する研究

Research Project

Project/Area Number	07680453
Research Institution	Tokyo Institute of Technology
Principal Investigator	圓川隆夫東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	梅室博行東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (80251651) 伊藤謙治東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80159871)
Keywords	管理・間接業務 / ホワイトカラー / 情報技術 / ワークフロー / 業務管理 / 業務分析 / 労働移動 / 高齢者
Research Abstract	本研究では、管理・間接部門の効率化、および高齢者の転職や有効利用、さらには海外へのわが国の優れた管理技術の移転のフレームワークを与えることを目標に以下の3つのテーマを掲げた. 1.管理・間接業務の仕事の分析モデルを構築する. 2.日本のボトムアップ的自律機構モデルについて体系化を行い,ITによる補完の方策を明らかにする. 3.1.,2.の成果に基づき管理・間接業務,特に高齢者の職務環境について適用する. これらに対して以下のような成果を得た. 1.管理・間接業務の仕事の分析の方法論および適用従来の作業分析方法についてサーベイを行い,中でも管理・間接業務に適していると考えられるIDEF,DFDなどの手法について比較検討を行った.さらに,これらの分析手法を用いて分析した結果得られたワークフローについて効率化分析を行う手法を開発し,実際に複数の事業所の事例に適応してその有効性を検証した. 人的資源活性化のための方法論これまでわが国の優位を保ってきた人を中心としたボトムアップ的な自律モデルとしてJIT,TPM,TQCなどの管理モデルを取り上げ、比較およびABCなど他の管理手法との比較を行った.その結果,これらを相互補完的に活用することの有効性を明らかにし,ITによる効率化の方策について考察した. 高年齢者のための職場環境変化支援管理・間接業務,特に高齢労働者の職場環境変化や新技術導入を支援するために,IT導入時の情報の提供内容だけでなく,心理的抵抗の排除,モティベーションの高揚などメンタルな側面の影響などについて実際に実験を行うことにより調査をおこなった.さらにその結果に基づき高年齢者を対象としたIT導入時の指針を提案し,実際に新しいITを習得する実験を行うことによりその有効性を検証した.

Research Products

(8 results)

All Other

All Publications (8 results)

[Publications] 圓川隆夫: "海外からみたこれからのTQC/TQM" 品質. 26・2. 50-52 (1996)
[Publications] 圓川隆夫,ダリオ・イクオ・ミヤケ: "TPM・TQC・JITの相互補完性に関する一考察" 日本設備管理学会誌. 8・1. 3-10 (1996)
[Publications] 梅室博行,圓川隆夫: "計算機を用いたデータ入力作業導入時の技能習得過程における高齢者のタスク認知とパフォーマンスの関係" 日本経営工学会誌. 47・1. 32-40 (1996)
[Publications] 上脇太,圓川隆夫: "管理業務の工数指標とその削減のための分析方法" 日本経営情報学会誌. 4・3. 1-13 (1995)
[Publications] Adachi,Enkawa,Shih: "A concurrent engineering methodology using analog ies to Just-In-Time concept" International Journal of Production Research. 33・3. 587-609 (1995)
[Publications] Miyake,Enkawa,Fleury: "Improving manufacturing systems performance by complementary application of just-in-time,total quality control,and total productive maintenance paradings" Total Quality Management. 6・4. 345-363 (1995)
[Publications] 圓川隆夫,伊藤謙治: "生産マネジメントの手法" 朝倉書店, 172 (1996)
[Publications] 圓川隆夫,伊藤謙治: "コスト・能力からみた中高年齢者問題" 高年齢者雇用開発協会, 42 (1995)

1996 Fiscal Year Annual Research Report

管理・間接業務の効率化のためのIT(情報技術)の適用法に関する研究

Principal Investigator

圓川 隆夫 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)

Research Products

[Publications] 圓川隆夫: "海外からみたこれからのTQC/TQM" 品質. 26・2. 50-52 (1996)

[Publications] 圓川隆夫,ダリオ・イクオ・ミヤケ: "TPM・TQC・JITの相互補完性に関する一考察" 日本設備管理学会誌. 8・1. 3-10 (1996)

[Publications] 梅室博行,圓川隆夫: "計算機を用いたデータ入力作業導入時の技能習得過程における高齢者のタスク認知とパフォーマンスの関係" 日本経営工学会誌. 47・1. 32-40 (1996)

[Publications] 上脇太,圓川隆夫: "管理業務の工数指標とその削減のための分析方法" 日本経営情報学会誌. 4・3. 1-13 (1995)

[Publications] Adachi,Enkawa,Shih: "A concurrent engineering methodology using analog ies to Just-In-Time concept" International Journal of Production Research. 33・3. 587-609 (1995)

[Publications] Miyake,Enkawa,Fleury: "Improving manufacturing systems performance by complementary application of just-in-time,total quality control,and total productive maintenance paradings" Total Quality Management. 6・4. 345-363 (1995)

[Publications] 圓川隆夫,伊藤謙治: "生産マネジメントの手法" 朝倉書店, 172 (1996)

[Publications] 圓川隆夫,伊藤謙治: "コスト・能力からみた中高年齢者問題" 高年齢者雇用開発協会, 42 (1995)

圓川隆夫東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70092541)