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1995 Fiscal Year Annual Research Report

超高密度プラズマに対するイオン・クラスター模型

Research Project

Project/Area Number 07680508
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

古谷 洋一郎  岡山大学, 工学部, 教授 (70108124)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高部 英明  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (20150352)
西川 亘  岡山大学, 工学部, 助手 (80243492)
福山 淳  岡山大学, 工学部, 助教授 (60116499)
東辻 浩夫  岡山大学, 工学部, 教授 (40011671)
Keywords超高密度プラズマ / TFDW統計模型 / Kohn-Sham方程式 / イオンクラスター模型 / 2温度模型 / 超強磁場
Research Abstract

レーザー爆縮プラズマのような超高密度プラズマにより圧縮されたイオン内部の電子状態の解析を,密度汎関数理論(DFT)に基づくThomas-Fermi-Dirac-Weizsacker(TFDW)統計模型を援用して,継続中である.
1.圧縮された2原子分子に対するDFTの完結 2原子分子の内部構造解析でえられた実効ポテンシャルを,Kohn-Sham方程式のポテンシャル項に用いた数値解析は,波動関数に対する境界条件の考察が不十分なため,新コードの作成が遅れている.
2.イオンクラスター模型の定式化 イオンクラスターの最も小さい模型と考えられる3原子分子(3中心問題)に対する定式化は,長球座標を用いて理論解析を始めたばかりである。本年度の実施計画に盛り込んだ3中心問題の数値解析コードの開発は次年度に持ち越さざるをえない。
上記の二つの課題とは別に次の問題を精力的に研究した。
3.単原子の2温度模型 従来多くの研究の対象になって来た統計模型では,原子(又は分子)内部の電子気体と周囲媒質との熱平衡を仮定した,一様温度模型である。平成5年度に着手した2温度模型は基底状態イオン芯とこれを取り巻く有限温度のクラッド電子気体から成る非平衡模型である。数値解析はほぼ終了しており,平成7年4月に開催された「第12回レーザー相互作用と関連プラズマ現象国際会議」での発表には米国,欧州の慣性核融合実験の専門家らが強い関心を示した。
4.超強磁場中でのThomas-Fermi原子の内部構造解析 パルサー表面やれ-ざ-爆縮プラズマ中に誘起される超強磁場は原子内部の電子状態に,摂動をもたらす。交換相互作用と密度勾配補正を無視した,第0近似のThomas-Fermi(TF)模型に対する数値解析コードをほぼ完成した。TF模型を,これに交換・相関エネルギーと密度勾配補正を追加したTFDW模型に拡張し,磁場方向への原子の伸長を説明できる,理論解析と数値解析コード開発を次年度に予定している.

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Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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