1996 Fiscal Year Annual Research Report
半導体レーザー励起固体レーザードライバーにおける熱複屈折の制御に関する研究
Project/Area Number |
07680541
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山中 正宣 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (10029118)
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Keywords | 半導体レーザー励起 / 固体レーザー / 熱複屈折 / 差分法 / 90度旋光子 / 複屈折補償 / Nd:YAG / Nd:ガラス |
Research Abstract |
1.熱複屈折分布を計算するのに必要な2次元温度分布をSTREAMコードにより詳細に求めた。 2.STREAMコードによる2次元温度分布を用い、差分法により2次元熱応力分布を計算し、次にその結果を用いて2次元熱複屈折分布を算出することに成功した。 3.半導体レーザー励起Nd:ガラススラブの2次元熱複屈折分布を、これまでに開発してきたポラリメーターで測定し、計算で求めた2次元熱複屈折分布と比較し、極めて良い一致を得ることができ、開発した計算コードの有用性を確認した。 4.熱複屈折損失を考慮すれば、半導体レーザー励起Nd:ガラスレーザーの出力値を定量的に評価できることを示した。 5.半導体レーザー励起の8-パスNd:YAGスラブ増幅器に90度旋光子を用い、熱複屈折を補償した結果、70%の高い抽出効率を達成し、この熱複屈折補償法のLD励起高出力半導体レーザー励起固体レーザーにおける有効性を示すことができた。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] H.Kiriyama: "High-Sensitivity Two-Dimensional Observation of Thermal Birefringence Compensation in Laser-Diode Pumped Nd:Glass Laser Rods" Optical Review. 3,1. 14-16 (1996)
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[Publications] H.Kiriyama.: "High-Sensitivity Two-Dimensional Observation of Thermal Birefringence in the Laser-Diode Pumped Solid-State Lasers" SPIE. 2873. 13-16 (1996)
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[Publications] 桐山博光: "LD励起固体レーザー材料における2次元熱複屈折分布測定とその補償" レーザー研究. 24,3. 343-352 (1996)
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[Publications] 桐山博光: "熱複屈折補償型LD励起Nd:ガラスレーザーの開発研究" 信学技報. LQE96-4. 19-23 (1996)
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[Publications] 桐山博光: "LD励起固体レーザーにおける熱解析と出力評価" レーザー学会研究会報告. RTM-96-27. 13-19 (1996)
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[Publications] 桐山博光: "LD励起Nd:ガラスレーザー発振特性への熱複屈折効果の影響" 電気学会部門誌(論文誌)C分冊. (印刷中). (1997)
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[Publications] 山中正宜(分担): "図解 光デバイス辞典" オプトロニクス社, 332 (1996)