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1997 Fiscal Year Annual Research Report

金属イオン認識メンブランプレートの合成と目視定量への応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07680615
Research InstitutionKanagawa Institute of Technology

Principal Investigator

斎藤 貴  神奈川工科大学, 工学部, 助教授 (10186942)

Keywords金属イオン / 目視定量 / メンブランプレート / 機能性膜 / 分光分析 / キレート化合物 / センシング / 環境
Research Abstract

1,平成9年度の研究計画は主に次の3点である。
(1)試料中の鉄(III)イオン、銅(II)イオンの目視定量における色強度とイオン濃度の関係。
(2)メンブランプレートを用いた吸光光度法及び目視定量による定量値の相関。
(3)目視定量法と原子吸光光度法による定量値の相関。
2,上記の計画に対して、下記の研究が遂行された。
(1)種々の濃度の銅(II)イオン、鉄(III)イオンの試料水溶液を調製して、作製したメンブランプレートの発色実験を行い、金属イオン濃度と膜の色強度の対応色の図を作成した。
(2)既知濃度の金属イオン試料に対して、メンブランプレート-吸光光度法及び目視法により濃度を測定し、両者の定量値の相関を求めた。
(3)(2)項と同様の試料を用いて、メンブランプレートによる目視定量及び通常の原子吸光光度法による定量を行い、両者の定量値の相関を求めた。
3,本年度の研究により、次のいくつかの知見が得られた。
(1)目視定量において、銅イオンまたは鉄イオン測定用メンブランプレートはいずれも5×10^<-6>〜1×10^<-3>mol・dm^<-3>程度の濃度範囲の金属イオンがバラツキ10%以下で定量できることが明らかとなった。
(2)メンブランプレートを用いた吸光光度法及び目視定量法との定量値は、0.99以上の高い相関を示した。
(3)目視定量法及び原子吸光光度法との定量値の相関も、高い傾向にあることがわかった。
(4)作製した全鉄イオン、全銅イオン測定用の2種のメンブランプレートは、その色強度を濃度との対応表と比べることで、共存イオンの妨害も無く、簡易に同時に多数の試料が目視定量できることが見出された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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