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1995 Fiscal Year Annual Research Report

家鴨の刷り込み形成時に脳内MHV領域で活性化される遺伝子群の解析

Research Project

Project/Area Number 07680749
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionSoka University

Principal Investigator

近藤 和典  創価大学, 工学部, 講師 (10211913)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木村 尚博  創価大学, 工学部, 助教授 (50214888)
Keywords線虫 / インプリンティング / C. elegans / トランスポゾン挿入変異株 / アヒル / 刷り込み / 記憶・学習 / 神経
Research Abstract

脳の可塑性のメカニズムを分子レベルで研究するため、家鴨の刷り込みをモデルシステムとして選択し、刷り込み刺激にともなってMHV領域でどのような遺伝子が働くのか分子生物学的手法を用いて解析しようと試みた。現在までに、家鴨の雛に刷り込み刺激を提示して2時間後、刺激を受けたものに特異的に転写が促進される遺伝子クローン36個を、ディファレンシャルスクリーニング法によって選び出し、塩基配列決定等により解析した結果、その内訳は、ミトコンドリア上の遺伝子(26個)、カイニン酸結合タンパク質(1個)、カルモデュリン(2個)、Rab11(1個)、αグロビン(1個)、MAP1B(Microtuble Associated Protein 1B)(1個)その他既知の遺伝子と高い相同性を持たないもの(4個)となった。
上で得られた未知の遺伝子、及び坑SPM2血清を用いて得られた同じく刷り込み時の転写活性が増加する遺伝子(Na/K-ATPase,syntaxin B,syntaxin A,SPM2,neurexinI-a,synapsinI)に関してその機能を探るため遺伝学的手法を用いることができる動物として、線虫C.elegansを選び、計11個の遺伝子について線虫C.elegansに対応する遺伝子が存在するかどうかをサザンハイブリダイゼーションで確認した。その結果、syntaxin B,syntaxin A,SPM2,neurexinI-aの4つがシグナルを与えたので、これらのうちSPM2を選んでクローニングを試みている。また、その変異体を得るため、変異源としてトランスポゾンを用い、目的の遺伝子にトランスポゾンが挿入された個体を、その表現型によらず、目的遺伝子の塩基配列を持つプライマーを用いたPCRによって選び出す手法を用いることを計画し、挿入変異体バンクを作製中である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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