1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680794
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
末光 隆志 埼玉大学, 理学部, 助教授 (40092019)
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Keywords | ウニ / 外腸胚 / 外腸胚形成ペプチド / 原腸形成 / 表皮成長因子 |
Research Abstract |
ムラサキウニ胚に存在する外腸胚形成ペプチドは哺乳類の表皮成長因子に対するホモログであり、その受容体の性質を明らかにすいることは。外腸胚形成ペプチドの機能を解明する上に大変重要である。そこで、外腸胚形成ペプチドに対する結合タンパクを調べたところ、ウニ胚の透明層にそれが存在した。この結合タンパクを精製し、N末端アミノ酸配列を調べたところ、Paracentrotus livedasで報告されているBep4やStrongylocentrotus purpuratusで報告されているHLC32にホモロジーがあった。このため、これらのタンパクの間に見られる共通のアミノ酸配列をもとにプライマーを合成し、これとウニ胚のANAでRT-PCRを行った。得られたPCR産物のうちで、結合タンパクのN末端アミノ酸配列と一致するクローンDNAをプローブにしてウニ胚cDNA libraryから数個のクローンを得た。これらのクローンの塩基配列を調べたところ、HLC-32にホモロジーを持つクローンをが存在した。次に、このHLC-32にホモロジーを持つクローンが本物の外腸胚形成ペプチド結合タンパクであることを確認するために、このクローンDNAを大腸菌に導入しタンパク発現をい試み発現タンパクを精製した。現在、この発現タンパクの後退を作製中である。今後は、この発現タンパクと外腸胚形成ペプチドの反応性、外腸胚形成ペプチドの外腸胚形成活性に対する発現タンパクの中和能力、抗体投与によくウニ胚発生に対する影響、間接蛍光抗体法による発現タンパクのウニ胚中での局在性を調べる予定である。
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Research Products
(1 results)