1995 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国における識字教育発展阻害要因に関する基礎的研究
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07710208
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
岩崎 久美子 国立教育研究所, 企画調整部, 研究員 (10259989)
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Keywords | 識字教育 / 発展途上国 |
Research Abstract |
1.途上国の問題を扱った基礎的情報・資料収集 (1)(財)国際学友会仙台留学生会館及び(財)日本国際教育協会駒場留学生会館において、途上国出身の留学生を対象に教育事情を調査票とともに聴取した。 (2)途上国問題を扱った教育学、政治学、国際関係、経済学、民族学等の基礎的文献を収集し、途上国共通の問題点を分類、阻害要因の概念を整理した。 (3)識字問題や基礎教育を中心に世界銀行、UNESCO、UNDPの報告書、識字問題に関するNGO会議資料を収集し、識字問題に関する基礎的情報及びデータを収集した。 2.分析モデルの構築 (1)識字普及阻害要因の抽出 (1)世界銀行の定義する低所得国41ヶ国(インド、中国を除く)について、識字率、初等教育普及率、出版物数、新聞普及率、GNP中の教育経費の割合、人口増加率、飲料水や衛生施設へのアクセス等の基礎的(数的)データ集を作成した。 (2)歴史的要因(植民地遺制による多言語使用)、社会環境の整備、政治的環境等、途上国を規定する要因について特定化、その質的データを分類、コーディングし入力する作業を継続している。途上国に特異的なデータの未整備、分類の妥当性等で計画よりも時間がかかっている。 (2)分析モデルの設計、統計処理 今後は、データの整理が終了次第、要因間の因果関係を示すダイアグラムの作成し、重回帰分析を実施する予定である。重回帰分析の結果により、阻害要因を概観できるパスダイアグラムの作成を試みる。
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Research Products
(1 results)