1995 Fiscal Year Annual Research Report
オックスフォードの機械可読テキストを利用した中英語否定構文の研究
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07710337
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
家入 葉子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 講師 (20264830)
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Keywords | 中英語 / 否定構文 / コーパス / 統語論 / 否定縮約形 / 方言 |
Research Abstract |
本研究は、英語の否定構文の史的発達を分析する上で、特に統語論や方言学上の視点を加えることを目的とする。これまで、手作業に頼って来た資料収拾を機械化するため、オックスフォードから提供されるコンピュータコーパスを活用した。ただし本年度は、コーパスからデータベースを作成するための準備にかなりの時間を費やさざるを得なかった。コーパスを取り寄せ、プリントアウトし、これを編集された印刷本のテキストと合わせて校正の作業をしなければならなかったからである。それでも、否定の縮約形がCheshireでも幅広くみられるなど、これまでの研究成果を補足する結果が得られた。また、中英語の否定縮約形と時代との関係はこれまであまり明らかにされていないが、本研究では、時代が下がるにしたがって、縮約形の頻度が低下する様子が、とくにWest Midlandsなどに関して明らかになった。この結果は4月にUniversity of Wisconsin,U.S.A.で開催される学会でも発表予定である。
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[Publications] 家入葉子: "“Multiple Negation in Early Modern English"" Bulletin ds Auglicistes Medievistes (L‘Association des Medievistes Auglicistes de I'Enseignement Superieur,France). 47. 69-86 (1995)
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[Publications] 家入葉子: "“Word order Concerning the Negative Adverbs Ne and Not in Middle Engliser."" 神戸外大論叢(神戸市外国語大学). 46(予定). (1995)
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[Publications] 家入葉子: "“The Periphrastic Use of Con Reconsidered:The Authorship of the Cotton Nero A.X.Poems."" Studia Neophilologica(Uppsala,Sweden). 66(予定). (1995)
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[Publications] 家入葉子、他: "「Matti Rissanen,et al.,Early English in the Computer Age:Explorations turongy the Helsinki Corpus」(書評)" 英語コーパス研究(英語コーパス研究会). 3(予定). (1996)