1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07750390
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
横田 光広 宮崎大学, 工学部, 助教授 (40191506)
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Keywords | 非線形波動 / 位相共役 / 特異摂動法 / 光集積回路 |
Research Abstract |
3次の非線形媒質を線形媒質で挟んだ3層スラブ導波路中の4光波混合について特異摂動法を用いて解析を行った.得られた主要な結果は,次のように要約される. 1.先ず,非線形が十分小さいと仮定して,微小パラメータを導入する.伝搬座標軸及び波動関数をこの微小パラメータを用いて展開し,それらを波動方程式へ代入する.微小パラメータの同じ次数の係数より0次及び1次のオーダの支配方程式が導出され,各オーダでの解を求めることができる.また,1次のオーダでの境界条件を適用し,解が有限の係数を持つための条件より,4つの連立した結合方程式が得られた.これらの方程式は導波路の厚さが含まれており,バルク型素子と異なった特性を与えることが期待される. 2.上記で得られた連立結合方程式を,1)ポンプ光の減衰が無視できる場合,2)ポンプ光の減衰を考慮に入れた場合,の2つについての解析解を求めた.また数値計算として,本年度は,1)の場合について詳細に行った.その結果,導波路構造の場合,結合係数は導波路厚に依存して変化し,最適な厚さが存在することが確かめられた.また,その大きさは,従来のバルク型素子のそれよりも大きく,これは結合長を短くできることを示唆している.更に,発生効率はバルク型素子よりも約3桁改善できることがわかった. 今年度は,ポンプ光の減衰が無視できる場合について検討を行った.現在,ポンプ光の減衰を考慮に入れた数値検討を行っている.今後は,実用上ポンプ光の減衰が,どの程度寄与するか等を詳細に調べる予定である.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 横田光広: "非線形スラブ導波路における4光波混合解析" 電子情報通信学会レーザ・量子エレクトロニクス研究会. 31-36 (1995)
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[Publications] 横田光広: "ポンプ光の減衰を考慮に入れないスラブ導波路中の4光波混合" 1995年電子情報通信学会総合大会. 4. 373 (1995)
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[Publications] M.Yokota: "Four-Wave Mixing in a Slab Waveguide" Proceedings of Progress in Electromagnetics Research Symposium. 387 (1995)
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[Publications] 横田光広: "多モードスラブ導波路における4光波混合" 電気関係学会九州支部連合大会. 318 (1995)
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[Publications] M.Yokota: "Four-Wave Mixing in a Multimode Waveguide for Undepleted Pump Approximation" Proceedings of 1995 Asia-Pacific Microwave Conference. 765-768 (1995)
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[Publications] 横田光広: "レリーフ型グレーティング導波路における第2高調波放射特性の解析" 電子情報通信学会マイクロ波研究会. 25-30 (1995)
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[Publications] 横田光広: "スラブ導波路における4光波の結合特性" 電気学会電磁界理論研究会. 89-96 (1995)