1995 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア移動通信へ向けたパケット通信ネットワークに関する研究
Project/Area Number |
07750402
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森川 博之 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (50242011)
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Keywords | パーソナル通信 / 移動通信 / マルチメディア / マルチプルアクセス / 可変レートデータ / メディアアクセス制御 / スロット付きアロハ / 無線トランスポート |
Research Abstract |
本研究は、次世代パーソナル通信において要請される通信メディア・通信モードの多様化に対応すべく、高機能なマルチメディア移動通信ネットワークの基盤技術を確立することを目的としている。これに向けて、以下の項目について検討を行った。 1.スロット付きアロハパケットネットワークに関する理論的解析 スロット付きアロハパケットネットワークの特性は、メディア統合型移動通信システムの構築に向けて一つの指針となり得る。このような観点から、スロット付きアロハセルラ-システムの特性を、キャプチャ効果を考慮しながら理論的に明らかにすることを試み、周波数再利用距離1のシステムの有効性を明らかにした。また、キャプチャ効果と送信電力制御の関係を解析し、高スループットを実現する送信電力制御法に関する検討を行った。 2.メディア統合型移動通信システムにおけるアクセスプロトコル メディア統合型移動通信システムの構築に向けて、無線ATMネットワーク・無線LAN等を念頭に置きながら、トラヒック特性や要求品質の異なる各種メディアを効率的に伝送するメディアアクセス制御プロトコルに関する検討を行った。具体的には、CBR(Constsnt Bit Rate),VBR(Variable Bit Rate),ABR(Availble Bit Rate)トラフィックを伝送するための高効率なメディアアクセス制御プロトコルに関して検討を行った。 3.リアルタイムVBRトラフィック無線トランスサポート リアルタイムVBRトラフィックとして映像データを取り上げ、映像データの高品質トランスポート手法に関して検討を行った。具体的には、メディアアクセス制御プロトコルならびに映像記述手法について検討を進め、動きベクトル等の映像の構造的性質を系統的・構造的に記述する方式、映像の視覚的重要度に着目した階層的可変レート伝送方式を示し、構造的/階層的伝送手法を用いることで大幅な映像品質の向上が図れることを明らかにした。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 王盾: "キネマテッイクGPSにおけるアンビギュイティ高速解明法" 電子情報通信学会論文誌. J78-B-II. 306-316 (1995)
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[Publications] H. Morikawa: "Resource Allocation Strategies in Packet TDMA Microcellular Networks" Annual Report of the Engineering Research Institute. The University of Tokyo. 54. 73-78 (1995)
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[Publications] 森川博之: "パーソナル パケットTDMA無線ネットワーク" 東京大学工学部・工学系研究科紀要. A-33. 40-41 (1995)
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[Publications] H. Morikawa: "Microcellular Packet TDMA with Time-Slot Assigment and Site Diversity" Proc. International Cout. Universol Personal Communications. 924-928 (1995)
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[Publications] M. Inoue: "ANew Duplex Method for Integrated Voicel Date Wireless Communications" Proc. International Cont. Universal Personal Communications. 888-892 (1995)
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[Publications] Y. Hara: "Multipath Foding Effects on the pertornaice Wideband CDMA Systems" Proc. International Cont. Universal Personal Communications. 620-624 (1995)