1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07750870
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
余語 克則 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 講師 (40257217)
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Keywords | 一酸化窒素 / 選択還元 / メタン / ゼオライト / ガリウム / インジウム |
Research Abstract |
本研究ではこれまでの研究成果をもとにGaおよびInイオン交換ゼオライト触媒の作用機構を解明し,酸素過剰条件下で高選択的にNOをN_2へ還元除去し得る触媒として有効な活性点に対する基礎的な知見を得ることを目的として以下の点について検討を行った。 これまでの研究でCH_4を還元剤に用いた場合,Gaイオン交換ゼオライトではNOと炭化水素との反応が極めて高選択的に進むことを見い出した。そこでGaおよびInイオン交換ゼオライトの高選択的挙動と反応機構について検討を行った結果,本触媒系の高選択性がGaとゼオライトの酸点の共存により発現すること及びNO_2が本反応を促進することを明らかにしており,NOの酸化によるNO_2の生成にゼオライトの酸性が関与していることを示した。さらに,これらの触媒上での還元反応はNO_2の生成が第一段階であり,生成したNO_2とCH_4がゼオライト中のGaあるいはIn上で高選択的に反応しN_2を生成することを示した。またGaやInのゼオライトへの担持方法の異なる触媒を調製し,触媒調製方法が活性および選択性へ及ぼす影響について検討するとともに,これらの触媒のキャラクタリゼーションを行った結果,本反応に有効な活性点がゼオライトにイオン交換された配意不飽和なGaおよびInであることが明らかとなった。
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[Publications] K. Yogo et al.: "Mechanism of Selective Catalytic Reduction of Nitric Oxide on Fe-sihcate in Oxygen-rich Atmosphere" ACS Symposiuim series “Reduction of Nitrogen Oxide Emissions". 587. 123-131 (1995)
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[Publications] E. Kikuchi, K. Yogo et al.: "Promotive effect of additives to In/H-ZSM-5 catalyst for selective reduction of nitric oxide with methane in hte presence of water vapor" Catalysis Today. (in press).
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[Publications] 菊地英一、余語克則: "窒素酸化物除去触媒" 化学工業. 46. 27-31 (1995)
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[Publications] 余語克則、菊地英一: "ゼオライトを用いたNOx選択還元反応" ゼオライト. 12. 125-131 (1995)