1995 Fiscal Year Annual Research Report
モンテカルロ法からの確率的トレンドによる技術進歩の計測-稲作と酪農への適用-
Project/Area Number |
07760218
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Research Institution | Sapporo University |
Principal Investigator |
駒木 泰 札幌大学, 経済学部, 助教授 (80225565)
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Keywords | モンテカルロ法 / ランダムウォーク / 費用関数 / 技術進歩 / 米 / 酪農 |
Research Abstract |
1.目的 費用関数のシフト項をランダムウォーク(RW)により計測する。 2.データ 稲作:1958〜1990年、北海道、東北、北陸の平均および3ha以上規模、酪農:1968〜1991年、北海道、都府県の平均規模。 3.方法 10000個のRWをシフト変数として、対数線形の費用関数にOLSを適用し、誤差の二乗和(MSE)が最小になるものを選択する。次に、RWの初期値を変えて計算を3回反復し、DW統計量も考慮しRWを選ぶ。これにパラメータを乗じたものをプロットとして費用関数のシフトの推移とする。 4.結果 (1)MSEが最小になっても、若干の系列関数がみられる場合がある。 (2)線形のタイムトレンドの時よりもあてはまりは向上する。 (3)稲作:1975年までの機械化一貫体系を反映している。北海道のみ1980年以降もシフトしている。北陸3ha以上、北海道はシフトが大。 (4)酪農:1970年はシフト停滞。北海道の法がシフト大。
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