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1995 Fiscal Year Annual Research Report

哺乳動物の腸管内に由来するプロバイオテイック乳酸菌の染色体遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 07760256
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

有原 圭三  北里大学, 獣医畜産学部, 講師 (00175994)

Keywords乳酸菌 / Lactobacillus / Bifidobacterium / 染色体 / パルスフィールドゲル電気泳動法 / トランスポゾン
Research Abstract

本研究ではヒト消化管由来のLactobacillus属(L. acidophilusグループ)およびBifidobacterium属といったいわゆるプロバイオテイック乳酸菌を用いて、その染色体遺伝子に関する基礎的な知見の蓄積と染色体解析に必要とされる実験手法の確立を試みた。パルスフィールドゲル電気泳動法により染色体遺伝子を解析した結果、L. acidophilusグループ6種およびBifidobacterium8種はそれぞれ種特異的な泳動パターンを示した。特にBifidobacteriumでは、これが顕著であり、種同定に利用可能であることが判明した。また、同時にこれまで明らかにされていなかったBifidobacterium属乳酸菌の染色体サイズも測定することができた。多くの株は2メガベース前後のサイスであり、L. acidophilusグループ染色体とほぼ同様であった。さらに、この知見をもとに、染色体制限酵素地図の作成を進めている。
染色体上に存在する遺伝子の同定や外来遺伝子の染色体への挿入に有用なトランスポゾン変異法をL. acidophilusグループやBifidobacterium属の乳酸菌に導入するための検討を行った。まず、これらの菌種(菌株)へのトランスポゾンを有するプラスミドベクターを用いたエレクトロポレーション法による形質転換法を確立した。さらに、プラスミドpHV1248を利用することにより、染色体へのトランスポゾンのランダム挿入にも成功し、手法の完成に至った。今後、この手法を利用することにより、パルスフィールドゲル電気泳動法との組み合わせにより、染色体地図の作成が効率よく実施できる。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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