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1995 Fiscal Year Annual Research Report

Multiple Sulfatase欠損症(MSD)の遺伝子異常の解明

Research Project

Project/Area Number 07770612
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

五味淵 一三  東京慈恵会医科大学, 医学部・小児科学, 助手 (50205621)

KeywordsMSD / アリルスルファターゼA / pyrene sulfatide / 培養皮膚線維芽細胞 / トランスフェクト
Research Abstract

Multiple Sulfatase欠損症の欠損酵素は常染色体、並びに性染色体遺伝子に局在することより、遺伝学的に興味がもたれている。今回我々は、欠損遺伝子をアリルスルファターゼA蛍光基質であるpyrene sulfatideを用いて、細胞内での蓄積を矯正する遺伝子のクローニングを行った。1)ヒトのMSD培養皮膚線維芽細胞株にSV-40(Ori)をトランスフェクションし、immotalizeした細胞株を樹立し、クローニングをした。2)MSD患者培養皮膚線維芽細胞では、アリルスルファターゼA、B、C活性が低下しているため、細胞内にはスルフアチドが蓄積しているため、pyrene sulfatideをimmotalizedしたMSD細胞株にloadしphotosensitizationを行い、MSD細胞が死滅し、正常細胞が生き残る様な選択システムを樹立すた。3)発現ベクターに挿入されたヒトcDNAライブラリーをトランスフェクトし、MSDの原因遺伝子がMSDの細胞内で発現していれば、pyrene sulfatideは正常に代謝され蓄積は起こらず、photosensitization後には生き残り、即ち生き残た細胞はMSDの原因遺伝子を発現していることとなった。4)生き残つた細胞よりプラスミドを回収し、そのプラスミドを不活性化したMSD細胞株にトランスフェクションし、スルファチド等の蓄積物質が減少し、正常レベルに達していることを確認した。

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Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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