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1995 Fiscal Year Annual Research Report

培養rat中皮細胞のinducible NOSと各種cytokinesの発現

Research Project

Project/Area Number 07770915
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

広重 欣也  産業医科大学, 医学部, 助手 (90238402)

Keywords中皮細胞 / iNOS / TGFβ / NO
Research Abstract

最初、前段階としてRat腹くう内マクロファージを採取し、lipopolysaccharide (LPS,10mcg/ml)刺激にて、培養マクロファージ上清からのnitric oxide (NO)の代謝産物であるNO_2^-/NO_3^-(NOX)が測定可能であることを確認した。また、そのマクロファージからRNAを取り出し、reversed transcribed PCR (RT-PCR)にてinducible NO synthase (iNOS)のmRNAの発現が認められた。また、腹膜透析液内に含まれるブドウ糖に焦点を当てて、高濃度ブドウ糖(1000mg/dl)でマクロファージを刺激したところ、低濃度ブドウ糖刺激よりTGFβのmRNAの発現が多いことも確認した。
培養中皮細胞を用いては、LPS刺激にて培養上清にNOXが定量可能であることが認められ、現在そのtime courseを検討している。また、RT-PCRにてiNOSのmRNAの発現、定量化、さらにtime courseについても検討中である。また、高濃度ブドウ糖液にて培養すると100mMまで濃度依存性にTGFβのRT-PCRでの発現が増加し、培養のtime courseとしては、48時間が最高であった。他の組織修復に働くと考えられるPDGFやpoluamine(産生酵素であるODS)の発現については、現在検討中である。
今まで、高濃度ブドウ糖は、腹くう内マクロファージや中皮細胞においてもTGFβの産生増加に関与しており、腹膜線維化の一つの原因であることが推測される。この点においても検討実験数を増やし、再確認していきたい。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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