1995 Fiscal Year Annual Research Report
成人呼吸窮迫症候群時のサイトカイン、接着分子の動態と予後に関する臨床的検討
Project/Area Number |
07770957
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
仲 秀司 帝京大学, 医学部, 助手 (60256063)
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Keywords | ARDS / ステロイド / グルタミン |
Research Abstract |
MurrayらのARDS診断基準を満たし、循環動態把握のためSwan-Ganz catheter挿入中で、informed conssentを得られたものを対象として 第1群 methylpredonisoloneをpriming doseとして10mg/kg投与し、以後、30mg/kg/dayを持続点滴静注。 第2群 エンドトキシン吸着カラムを併用した持続血液濾過透析。 第3群 グルタミン0.57g/kg/dayを持続点滴静注。 を行い、治療前、治療後1日目、3日目、7日目に同様に循環動態、呼吸状態、各種サイトカインを測定するプロトコールを継続中である。 1996年2月15日現在、各症例数は4例ずつで、統計学的検索を行うには不十分なため、更なる症例を集積中である。 傾向としては、第1群で、1日目、3日目のIL-1、IL-8、顆粒球エラスターゼが低い傾向にあるが、予後に差はなく、全例死亡した。
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