• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1995 Fiscal Year Annual Research Report

妊娠中にみられる睡眠構築の変化の解析とその機序の解明

Research Project

Project/Area Number 07771349
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

仁科 秀則  東京大学, 医学部(病), 助手 (70251270)

Keywords妊娠 / 睡眠
Research Abstract

1、目的 妊娠中にみられる睡眠構築の変化の詳細な解析とその機序を解明すること。
2、方法 SD系ラットに脳波、筋電図、脳温記録用の電極とプローベを慢性的に埋め込み、温度、湿度を一定とし、明暗条件を明期12時間、暗期12時間とした人工気象室内の実験ケージで、自由行動下で脳波、筋電図、脳温を連続的に記録できる実験モデルを作成した。この実験モデルを用いて以下の実験をおこなった。(1)妊娠雌ラットの妊娠全経過の睡眠データを連続的に記録し、妊娠中に見られる睡眠構築の変化を詳細に解析した。(2)雄ラットの第3脳室内にカニューレを挿入しPregnenolone-sulfateを0.5μg/10μl/hの速度で明期に6時間連続脳室内投与をおこない、睡眠に及ぼす影響を検討した。
3、結果 (1)徐波睡眠は、頻回な覚醒により分断されたものの総量としては妊娠中有意な変化を認めなかった。逆説睡眠量は、妊娠中期以降漸減し、その傾向は分娩まで続いた。脳温は、妊娠中期以降低下し、分娩後速やかに初期のレベルに回復した。これらの変化に昼夜差は認めなかった。(2) Pregnenolone-sulfateの投与により、逆説睡眠は18.4%減少した。徐波睡眠には有意な変化を認めなかった。
4、結論 妊娠経過に伴いダイナミックに変化している睡眠構築の内容が明らかとなった。これらの変化は、妊娠終了とともに速やかに回復し、妊娠中の睡眠調節の特異性が示唆された。GABAレセプターに作用すると考えられているPregnenolone-sulfateの脳室内投与が、妊娠中の睡眠構築の変化に類似した変化を起こすことが明らかになったことにより、妊娠中に脳内で増加すると考えられているこの中枢性ホルモンの妊娠中の生理的意義の一つが示唆された。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi