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1995 Fiscal Year Annual Research Report

より強力な抗腫瘍キラーT細胞誘導法の開発-特に腫瘍虎原提示細胞を用いて-

Research Project

Project/Area Number 07771385
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

前田 長正  高知医科大学, 医学部, 助手 (60229309)

Keywordsadoptive immunotherapy / CTL / 抗原提示細胞 / INFγ
Research Abstract

1.腫瘍抗原提示細胞の作製
1) 外科的に摘出した卵巣癌組織の培養細胞株および同一患者の単球を用いた。
2) 単球に、超音波破砕した培養細胞をpulseし、抗原提示細胞(以下p-APC)を作製し、更に100u/mlのIFN-γを添加し抗原提示細胞(以下p-APC-IFNγ)を作製した。
2.p-APCの腫瘍抗原提示の検討
1) APC aloneに対するCTL活性は著しく低かった。
2) p-APCをtargetとすると、活性の増強を認めた。
3) p-APC-IFNγをtargetとすると、より強い活性を認めた。
3.特異性の検討
p-APCおよびp-APC-IFNγに対するCTL活性は、cold targetの添加により著しく抑制された、各々のAPCは、自己腫瘍と共通抗原を提示していることが明らかとなった。
4.p-APCを用いたCTL誘導活性化の検討
1) 各々のAPCをstimulatorとして用い、CTL誘導を試みた。
2) p-APCで誘導すると、従来のMMCを用いた方法と比較し有意の活性の増強を認め、その増強効果は、p-APC-IFNγにおいて、より顕著であった。
5.p-APCで得られたキラー細胞のphenotypeの検討
Effector細胞の細胞障害活性ハ、CD3、CD8、CD4に対するmAbと補体の処理により、著しく抑制された。
6.APC上のclassI及びclassIIの発現の検討
Flow cytometryでは、p-APC、p-APC-IFNγ共に、APC aloneに比較し、classIおよびclassII共に強く発現しており、この傾向は、p-APC-IFNγにおいてより顕著であった。
以上の結果より、我々の開発した新しいシステムにより、従来よりも効果的なadoptive immunotherapyの可能性が強く示唆された。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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