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1995 Fiscal Year Annual Research Report

母親の対人的楽観性の修正が幼児の対人行動の改善に及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 07801019
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

田上 不二夫  筑波大学, 心理学系, 教授 (50015898)

Keywords楽観性 / 社会的行動 / 社会性 / 幼児 / 楽観性尺度
Research Abstract

研究1 母親の楽観性と幼児の社会的行動との関連
332名の大学生を被験者として良いでき事と悪いでき事を自由記述させ、整理してSeligmanの原尺度に加えて、楽観性尺度(初版)を作成した。この尺度を842名の大学生に実施し、因子分析をした結果、3因子が抽出された。第1因子は悪いでき事に対する全体性と永続性、第2因子が悪いでき事に対する内在性、第3因子が良いでき事に対する全体性と永続性であった。良いでき事に対する内在性の項目は、因子数を変えて分析しても1つの因子にまとまることがなかった。信頼性・妥当性を確認し、楽観性尺度(2版)を作成した。この尺度を使って、117名の幼児の母親を対象に、母親の楽観性尺度と幼児用社会性尺度の相関を取り、両者の関係を検討した。その結果、悪いでき事を全体的・永続的に受けとめる親の子どもは、攻撃的・妨害的行動が多く、友好的行動が少ないことが認められた。よいでき事を全体的・永続的に受けとめる親の子どもは、指導性が高いことがわかった。
研究2 幼児の非社会的行動に及ぼす親の楽観性の影響〈事例研究〉
保育園において幼児の行動をビデオ録画し、集団になじめない幼児を抽出した。抽出児の親の楽観性を測定した結果、極端な悲観性を示していることがわかった。また子どもの社会的行動への援助についても消極的であった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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