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1995 Fiscal Year Annual Research Report

幕府・諸藩における武芸教育体制の整備とその儒学教育体制への影響

Research Project

Project/Area Number 07801038
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

大林 正昭  広島大学, 教育学部, 助教授 (30127625)

Keywords武芸師範 / 藩校 / 藩職制 / 武士教育 / 武芸教育 / 文武両道
Research Abstract

本年度の補助金は20万円であり、主として予備的な研究を行うことを計画した。『日本教育史資料』の各藩資料を検討し、武芸教育に関係する記述を摘出した。その結果、以下のことが明らかになった。
1.多くの藩で文武両道が教育理念となっていたこと。
2.文武両道を教育理念とした藩でも、武芸を藩校の教育科目に取り入れた藩と、取り入れていない藩があること。
3.儒学の教員については、儒者・教授・助教など職名が分化しているのに対し、武芸の教員については剣術・槍術等の区分はあるが、武芸師範の職名の分化はほとんど起こっていないこと。
4.武芸については世襲的な武芸師範家が存在したと考えられること。
武芸師範家の実体の解明は、本研究の大きな課題であるが、これまでの研究で(1)藩校成立以前から存在していたこと、(2)彼らはしばしば馬廻り・小姓などの藩職制上の職位を有していたこと、などが明らかになりつつある。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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