1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07801069
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡本 順治 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (80169151)
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Keywords | 移動動詞 / 結果構文 / 主題関係 / メタファー / アスペクト |
Research Abstract |
1.資料収集 電子媒体の言語資料として,Dialogstrukturen-Korpusと,Valenzregister-Korpusをマンハイムの言語研究所から購入.その他,ドイツ語の移動動詞研究の基礎資料と文献を収集した. 2.データの整理: 既存の辞書に含まれる例文をデータベース化するためにスキャナーを購入し,研究補助員の助力のもとにデータの入力,並びに整理を行った.上記の言語資料と合わせてテキスト・データベースとして内容を充実させる作業を継続的に行っている. 3.結果構文の分析: ドイツ語の移動動詞の中で,特に「様態」を表す自動詞を中心にした結果構文の分析を行った.結果構文によって表される「ある行為に伴う結果状態」が,「移動のメタファー」になっていることが部分的に立証され,オランダ語や日本語との比較において,ドイツ語の結果構文の認知的制約が明らかになりつつある. この分析の一部は,「ドイツ語における移動態様動詞の特性:結果構文の意味するもの」としてまとめられ,この報告の続きは,さらに別の研究誌に発表予定である. 4.インフォーマント・チェック: 収集したデータの検証のために,ドイツ人のネイティブ・スピーカーにデータに関する判断を行ってもらっている.購入したハブにより,電子メールでの情報交換が容易になったので,ドイツのビ-レフェルト大学の研究者の助言を得て,データの質を高めて分析を継続する.
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Research Products
(1 results)