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1995 Fiscal Year Annual Research Report

環境と調和した砂防計画に関する景域生態学的研究

Research Project

Project/Area Number 07806020
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

丸井 英明  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 助教授 (10219545)

Keywords環境との調和 / 設計計画 / 景域生態学 / 環境保全 / 魚野川上流域
Research Abstract

平成7年度における研究の主要な内容は以下の5点のように総括される。
1.環境に調和した砂防計画の分野における先進地域であるヨーロッパのアルプス諸国において,いくつかのモデル流域に関して,現地踏査と文献収集を行った。これらの事例について,景域生態学的観点から,保全すべき環境の構造を分析,評価した。
2.日本国内においても,これまでに施工されたいくつかの事例に関して現地踏査と資料収集を行った。国内の事例についても景域生態学的観点から,保全すべき環境の構造を分析,評価した。
3.ヨーロッパの事例と日本の事例を対比し,比較検討を行った。その結果,ヨーロッパにおける環境保全に関する基礎理念と日本の現状での考え方との距離を明確にした。幾つかの手法の日本への適用の可能性と限界についても明らかにした。
4.地区を選定し,環境の全体構造の変遷を継続的に調査し,環境の変遷過程の評価法を見いだす。魚野川上流域において4カ所のモデル流域を選定し,現在の環境の全体構造を分析し,評価した。
5.以上の作業と平行して,地域環境に調和した景域保全の基本理念を明確化した。
なお、今後の研究の研究の重点は以下の3点に置く予定である。
1.水理条件、生態的条件の異なった時点での調査により、年間を通じた環境変動を把握する。
2.モデルとした対象渓流をその自然度により区分し、区間毎に場の条件を分析評価する。
3.将来的な環境の変遷過程を予測し、それと対応した施工後の維持管理法の検討を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 丸井英明: "近自然砂防工事の観点から見田魚野川上流域の河川環境評価" 新潟大学積雪地域災害研究センター研究年報. 17. 99-124 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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