1995 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト脳病変部位に新しく見い出された23kDaの蛋白質のcDNAの全塩基
Project/Area Number |
07807064
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
加藤 丈夫 山形大学, 医学部, 講師 (90194828)
|
Keywords | 23kDa蛋白質 / 脳 / HIV / cDNA / ミトコンドリア |
Research Abstract |
ヒト肝由来の入gt ll cDNAライブラリーを用いて20万個のクローンをスクリーニングして、1個の陽性クローンを見い出した。これを増幅し、インサート(cDNA)部分(約16kbp)をプラスミドにサブクローニングし、その塩基配列を以下の通り決定した。 5′-GGG CAA CTT AAG GGA AGC AAC ATA CTG GAG AAG TTG Gly Glu Leu Lys Gly Ser Asn Ile Leu GLu Lys Leu AGC AGC GGG ATG AAT AAC AAA TAG GAC・・・(以下省略)・・・Ser Ser Gly Met Asn Asn Lys (stop) このように、5′端から58番目の塩素でストップコドンが現われ、その後も多数のストップコドンが出現した。従ってこの19残基のペプチド中にepitopeが存在するはずであるが、cDNA全長の塩基配列はわからなかった。 次に、問題にしている23kDa蛋白質が多量に発現されているアルツハイマー病脳の海馬のcDNAライブラリーを入手できたので、30万個のクローンをスクリーニングした。その結果、7個の陽性クローンを見い出し、塩基配列を決定した。現在、この配列のうち、HIVp17と異なる配列に対する抗体を作成し、ヒト脳組織を用いて免疫組織化学およびウエスタンブロットを検討している。
|