1995 Fiscal Year Annual Research Report
B細胞エピトープに対する相補性ペプチッドによる重症筋無力症の新しい免疫療法の開発
Project/Area Number |
07807065
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
荒賀 茂 鳥取大学, 医学部, 助教授 (40193065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸本 昌宏 鳥取大学, 医学部・附属病院, 助手 (40273891)
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Keywords | 重症筋無力症 / 相補性ペプチド |
Research Abstract |
1.mAb抗体TCM240(IgG1,κ)を用いて、重症筋無力症(MG)患者血清中のidiotype抗体を検討したところ、正常者群にたいして、優位に陽性率が高い ことが証明された。また従来の方法では陰性であった患者群においても、陽性率が高く、約60%の頻度で検出可能であった。また抗体陽性率は、患者の重症度(Ossermann分類)によく相関した。此のことは、idiotype抗体の認識するAChR61-76に対するcomplementarypeptideであるRhCA67-16に対する抗体がanti-idiotype抗体となり、実際に患者血清中のidiotype抗体を認識していることを示している。実際に動物実験では、RhCA67-76を感作することにより、次のTorpedo acetylcholine receptor(AChR)の感作により、MGの発症が抑制されることを確認している。以上の結果より、将来RhCA67-16による脱感作療法も可能であると考えられる。 2.idiotype抗体TCM240の遺伝子解析。 heavy chainに関しては、constant regionのanti-sense primerとvariable regionのdegenerative region primerをもちいて増幅し、これをpGEM vetorにdirect insertionをおこない、LacZ primer(formard,reverse)にて増幅をおこない、さらにAmpliTaq cycle sequencing kitで求めるvariableregionの全塩基配列を決定下。現在この塩基配列から全アミノ酸配列を読み込み、もとのidiotype抗体の認識するエピトープとの相補性について検討中である。
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Research Products
(1 results)