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1996 Fiscal Year Annual Research Report

組織工学的手法により再構築した胚移植が可能な人工子宮内膜の作製

Research Project

Project/Area Number 07807155
Research InstitutionHiroshima University School of Medicine

Principal Investigator

原 鉄晃  広島大学, 医学部, 助手 (30198890)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀内 俊孝  広島県立大学, 生物資源学部, 助教授 (70209279)
吉里 勝利  広島大学, 理学部, 教授 (20095516)
Keywords着床 / 子宮内膜細胞 / 脱落膜化 / BeWo / スフェロイド / 3次元培養
Research Abstract

【目的】 着床現象を解明したり、臨床応用可能な新しい胚移植法となりうるかどうかの基礎実験を行う。
【研究成果】温度感受性ポリマーであるポリNイソプロピルアクリルアミドと1型コラーゲンで作製した人工細胞外マトリックスを利用し、性ホルモンに感受性があり人工子宮内膜として応用可能な、子宮内膜の3次元再構築体(スフェロイド)の作成方法は確立した。しかも、この3次元再構築体の内部で子宮内膜間質細胞は性ホルモン(プロゲステロン)に反応してcell sortingを起こして凝集し、さらに、分泌蛋白であるプロラクチンを産生し、細胞骨格の変化を来してデスミンを長期にわたって発現し、脱落膜化していることが明らかとなった。このように子宮内膜間質細胞を含むスフェロイドが性ホルモンに反応したことで、3次元構造を有する人工子宮内膜を作製する端緒が開けた。平成8年度は、同様な方法を用いて絨毛癌由来細胞株であるBeWoを用いてスフェロイドの作製を試み、3次元再構築体を作製した。この多細胞凝集塊はサイトケラチン陽性、ビメンチン陰性で、培養液中にHCGを分泌していた。さらに、子宮内膜細胞由来のスフェロイドとBeWo細胞由来のスフェロイドの共培養を行い両者は容易に接着する事が可能で、着床現象をin vitroで3次元的に再現できる培養系であることが明らかとなった。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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