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1995 Fiscal Year Annual Research Report

金属床義歯構成要素の接合法に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 07807182
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

宮田 孝義  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (00089426)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 恭典  鶴見大学, 歯学部, 助手 (70257335)
大久保 力廣  鶴見大学, 歯学部, 助手 (10223760)
阿部 實  鶴見大学, 歯学部, 講師 (10089427)
Keywords接合 / フレームワーク / 継手 / 構造設計 / 金属床義歯
Research Abstract

金属床義歯フレームワークの接合に関して,鑞着法,ホットメルト法,レジン包埋法の3種を選択し,重ね継手にて接合を試み,基礎的検討を行った.本研究では鑞着法以外の接合法の究明が目的であり,鑞着法の約1/2の接合強度を示したレジン包埋法をその後の実験条件として採用した.
通常,接合には2つの継手が必要である.しかし,本年度は一端の継手のみに着目し,実験的検討を行った.試験片フレームワークは長方形断面を想定した標準型,これに保持孔を付与した保持孔型,リテンションビーズを付与したリテンションビーズ型,断面形態がT字を有するT字型,支柱を連結したトラス型の5種類を設計し,金銀パラジウム合金を用いて鋳造製作した.その後,フレームワークを加熱重合レジンにて包埋したが,レジンの厚み,接着処理,補強線の有無の実験条件も別に設定した.試験片は10種類に対し,それぞれ5個ずつの計50個を製作し,片持はり形式による静的曲げ試験を行った結果,以下の知見を得た.
1.3種接合法の中では鑞着法が最も大きく,レジン包埋法はその約1/2,ホットメルト法は約1/10の低い値であった.
2.フレームワーク下部のレジンの厚みが増すほど,接合強度は有意に増大した.
3.接着処理を行っても接合強度にほとんど変化は認められなかった.
4.継手形態はトラスやT字など立体的構築を施すことが有効であり,接合強度は標準型,保持孔型,リテンションビ-ス型の約2.2〜2.5倍であった.
5.屈曲用補強線の有無による接合強度の差はほとんど認められなかった.
これらの研究結果を参考に,来年度は2つの継手の接合法に関して検討を行う予定である.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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