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1995 Fiscal Year Annual Research Report

歯を試料としたDNA分析による個人識別への応用

Research Project

Project/Area Number 07807191
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

花岡 洋一  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30180912)

Keywords法歯学 / 歯 / DNA分析 / 個人識別
Research Abstract

本研究は個人識別において極めて有用性の高い歯科的所見と、DNA分析にyru個人識別技法とを結びつけ、より確実性の高い個人識別法の確立を最終目的としたものである。
1.個人識別の第一歩とも言える性別判定を、DNA分析法を用い alphid satellite family の反復配列をtargetとしたPCR法により試みたところ、歯髄および歯牙硬組織より抽出したDNAを試料とした場合でも血液試料の場合と同様target bandの増幅効率は高かった。しかしながら、非特異的なバンドの出現による誤判定の危険性が存在し、特に歯牙硬組織を試料とした場合にその傾向は顕著であった。従って本法を歯牙硬組織のような低分子化したDNAを多く含む試料に応用する場合には、これまで指摘されていなかったが、制限酵素切断による検索が必須であるとの結果を得た。
2. Amelogenin遺伝子をtargetとした従来の性別判定法では、歯牙硬組織を試料とした場合、特異的バンドの増幅されない試料が多数存在した。そこでPCR増幅におけるプライマー部位を新たに設定し、400bp以上増幅範囲を狭めることに成功した。前段階の実験として、血液より抽出したDNAを試料とし、これを機械的に分解、低分子化させて本法を応用したところ、明瞭に特異的バンドが検出されたため、歯牙への応用生が高いものと判断された。しかしながら、Amelogenin遺伝子がsingle copy geneであることから、増幅効率についてはさらに検討が必要であると思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 花岡洋一: "Amelogenin遺伝子領域を対象とした血液と歯からの性別判定" DNA多型. 3. 276-279 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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