1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07807209
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Research Institution | Kitasato University School of Pharmaceutical Sciences |
Principal Investigator |
上野 晃憲 北里大学, 薬学部, 助教授 (00112657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇都宮 郁 北里大学, 薬学部, 助手 (70168722)
林 泉 北里大学, 薬学部, 講師 (90172999)
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Keywords | エンドトキシン / ブラジキニン / des-Arg9-ブラジキニン / 受容体 / 発現 / 炎症 / シクロオキシゲナーゼ / ラット |
Research Abstract |
ラットにおけるB1受容体の発現を血管系と消化器系において見いだしたが、それぞれの発現においてエンドトキシンの必要性は異なるものであった。エンドトキシンによる血管透過性亢進反応にブラジキニンが関与していることを示したが、キニン系因子であるキニノゲン欠損ラットと正常ラットでの反応の比較などからもキニンの関与を明らかにした。ラットマクロファージをエンドトキシン存在下で培養すると、新たに誘導されてくるシクロオキシゲナーゼ-2によってプロスタグランジン産生が生じることを見いだした。 エンドトキシンをラットの腹腔内または胸腔内に投与し、時間経過を追ってその貯留液量およびその滲出速度を指標として炎症モデルとしての妥当性の検討を行ない、モデルの開発を試みた。 エンドトキシン処置処置によりB1受容体発現、シクロオキシゲナーゼ-2発現が生じることがこの研究によって明らかにされたが、エンドトキシンを用いての炎症モデルにおいてこれらの誘導される分子の関わりや役割を恒常的に存在している受容体やたんぱく質とどのように関係しているのかを探ることは、将来解析されなければならない点として考えられた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ueno,A.,et al: "Involvement of bradykinin in endotoxin-induced vascular permeability increase in the skin of rats." Eur,J.Pharmacol.284. 211-214 (1995)
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[Publications] Tokumasu,T.,et al: "A hypotensive response induced by des-Arg9-bradykinin in young Brown/Norway rats pretreated with endotoxin." Eur,J.Pharmacol.274. 225-228 (1995)
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[Publications] Ueno,A.,et al: "The mediators involved in endotoxin-induced vascular permeability increase in the rat and their interactions." Jpn,J.Pharmacol.70. 285-290 (1996)
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[Publications] Matsumoto,H.,et al: "Concordant induction of prostaglandin E2 synthase with cyclooxygenase-2 leads to preferred production of prostaglandin E2 over thrombaxane and prostaglandin D2" Biochem,Biophys,Res,Comn.,. 230. 110-114 (1997)