1995 Fiscal Year Annual Research Report
剣道の熟練度と右脳,左脳の活性度との関係に関する研究
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07808012
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Research Institution | Fukui National College of Technology |
Principal Investigator |
橋爪 和夫 福井工業高等専門学校, 一般科目教室・保健体育, 助教授 (80189472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 弘 福井工業大学, 工学部・電気工学科, 助教授 (30162382)
島田 茂 福井工業高等専門学校, 一般科目教室・保健体育, 助教授 (30178941)
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Keywords | 剣道 / 発声 / 脳波 / 大脳 / 打突部位呼称 |
Research Abstract |
1 研究目的 剣道正面打撃時に発声される打突部位呼称「メン」に関連する右脳・左脳の活性度と剣道の熟練度との関連性を検討し、打突部位呼称の特性を明らかにする。 2 研究方法 (1)対象者 剣道初段・二段の男子学生と剣道七段の熟練者を対象者とした。 (2)研究手順 対象者は国際電極配置法による12極の脳波電極を頭部に装着し、椅子に腰掛けて、目の高さで150cm前方のVTRモニターに映し出される剣道正面打撃を注視し、モニターに映し出される映像に合わせて、自分が打撃している気持ちになって「メン」と発声することを運動課題とした。「メン」の起声時点をトリガーとして1秒前からの脳波を測定して100回の脳波を加算したものを解析した。 3 結果 剣道初段の学生はトリガーの直前60msから40ms頃に大脳全体が強く活性しているが、左脳が右脳よりも活性している傾向があった。しかしトリガーの前220ms頃は左右の脳の活性度はそれほど強くなく、むしろ前頭部・中心部において活性が認められた。2段の学生はトリガー時点以外での活性はあまり認められなかった。剣道七段の対象者のトリガー前の脳波活性は左脳だけでなく右脳においても認められた。いずれの対象者においても「メン」の起声時点の220ms前頃に大脳は強く活性化していたが、右脳と左脳の活性度と熟練度との関連を統計的に解析することはできなかった。研究方法の妥当性・信頼性は高いと考えられ、今後例数を増やして検討する意義が確認された。
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Research Products
(1 results)