1996 Fiscal Year Annual Research Report
腎上皮細胞Na/グルコース共輸送体の調節における細胞骨格成分の役割に関する研究
Project/Area Number |
07808070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
祐田 泰延 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (50046265)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 祥太郎 静岡県立大学, 薬学部, 助手 (30285192)
原田 均 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (30208681)
高木 邦明 静岡県立大学, 薬学部, 助教授 (00187931)
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Keywords | Na / グルコース共輸送体 / 腎上皮細胞 / 基底膜 / 頂端膜 |
Research Abstract |
腎臓における糖の再吸収の調節機構を解析するためには、尿中から糖を回収する役割を持つNa/glucose co-transporter 1 (SGLT-1)に対する抗体を得ることが不可欠である。しかし蛋白質としてのSGLT-1は精製法が確立していないため、良質な抗体を充分量得ることが困難であり、このため、SGLT-1の機能調節機構の解析は国内外を問わず充分に行われていない。そこで本年度は、SGLT-1の抗体を得るために、SGLT-1の遺伝子クローニングおよびSGLT-1リコンビナント蛋白質の精製を行い、免疫原として充分な量のSGLT-1蛋白質を得ることに成功した。現在、精製されたSGLT-1蛋白質をウサギおよびマウスへ免疫し、抗体の作製を行っている。 一方、腎上皮細胞は基底膜側と頂端膜側(刷子縁膜側)とに分かれ、物質輸送の再吸収と放出または電解質調節に重要な細胞である。物質輸送にはSGLTを含め、種々な物質輸送体が膜上に存在しており、種々な制御因子により機能調節されている。本研究では、このような機能調節機構を解明する目的でSGLT-1を物質輸送体モデルとして基底膜側/頂端膜側の協関をLLC-PK_1を用いて基底膜側のNa-pumpとの関連について、重金属イオン、阻害剤等を用いて生理学的研究も並行してきている。 来年度は得られた抗SGLT-1抗体を用いて、腎細胞株でSGLT-1と複合体を形成している分子を分離、同定し、この分子がSGLT-1の機能をどのように制御しているかについて解析を行う予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Yasunobu Suketa, et al: "Effect of Fluoride on the Activities of the Na^+/Glucose Cotransporter and Na^+/K^+-ATPase in Brush Border and Basolateral Membranes of Rat Kidney (in vitro and in vivo)." Biological & Pharmaceutical Bulletin. 18. 273-278 (1995)
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[Publications] Yasunobu Suketa, et al: "A Role of Protein Kinase C in te Alteration of Renal Glucose-G-Phosphatase Activity Caused by Fluoride." Biological & Pharmaceutical Bulletin. 18. 549-554 (1995)