1996 Fiscal Year Annual Research Report
口腔領域の慢性疼痛が咀嚼に及ぼす影響、プロトオンコジンc-tosを用いた組織学的研究
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07838035
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
半場 道子 昭和大学, 歯学部, 講師 (40119251)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 浩之 昭和大学, 歯学部, 助手 (00224220)
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Keywords | Proto-Oncogene / c-Fos陽性細胞 / Interleukin-1B / 三叉神経脊髄路核 / 持続性疼痛 / 矯正刺激 / 歯周囲疾患 / Glutamate-receptor |
Research Abstract |
1歯周囲疾患による痛み、および外科手術後の炎症性疼痛にサイトカイン インターロイキンの関与する可能性について検証した。ラット歯肉に注入した微量のインターロイキンが三叉神経脊髄路核尾側亜核にc-Fos陽性細胞の発現を惹起し、これは歯髄電気刺激に相当する痛み刺激になりうる事、非ステロイド性鎮痛剤の早期投与により抑制できる事を立証し、抜髄、抜歯などの外科手術前の十分な鎮痛処置が望ましい事を歯科基礎医学会において発表し、国際リウマチ学会においてリウマチ疾患における関節滑液中インターロイキンが痛みを惹起する事を発表した。さらに、日本整形外科学会、日本外科学会などで講演した。 2痛み刺激に伴う中枢神経細胞のc-fos発現に関与するCaイオン流入には、glutamate receptorの内、NMDA,ampa/kainate,metabotropic receptor のいずれが関与するかを、歯髄刺激による三叉神経尾側亜核ニューロンのc-fos発現を指標として各receptorのagonists,antagonistsを用いて検定した。その結果、NMDAreceptorの活性を介するCaイオン流入が最も関与する事を日本生理学会において発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Hamba,M.: "Loxoprofen-Na blocked c-fos Immunoreactivity" APLAR Congress of Rheumatology (Asia Pacific Rheumatology Health Association). 8. 2- (1996)
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[Publications] 半場 道子: "歯髄刺激後の脳内c-fos発現におけるglutamate receptorの役割" 歯科基礎医学会雑誌. 36. 165- (1995)
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[Publications] Hamba,M.: "Effects of agonists and antagonists of glutamate receptor on the c-fos-like immunoreactivity" Jpn.J.Physiol.45. 150- (1995)
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[Publications] 半場 道子: "1L-1B注入後の脳内c-Fos陽性細胞に対するLoxoprofen-Naによる抑制と他剤との比較" 薬理と治療. 23. 2221-2232 (1995)
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[Publications] 半場 道子: "歯に矯正力を加えた際の脳内分布とNMDA,MK-801,INDOMETACIN投与の影響" 歯科基礎医学会雑誌. 231- (1995)