1995 Fiscal Year Annual Research Report
アポトーシス抑制による脱毛症治療薬開発のための基礎研究
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07857056
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山田 伸夫 東京大学, 医学部(病), 助手 (50230470)
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Keywords | apotosis / alopecia |
Research Abstract |
(1)リンパ球におけるアポトーシスの定量化 マウス胸腺細胞をデキサメサゾンlμMを加えた培地で6時間培養しDNAを抽出すると、アガロースゲル上で、180bpごとのDNAのラダーが認められる。デキサメサゾン及びシクロスポリン0.1μMを加えた培地ではラダーの濃度が低くなり、シクロスポリンがステロイドによる(デキサメゾンによる)アポトーシスを抑制することがわかる。我々はアガロースゲル上のバンドの濃度をNIH Imageという画像解析ソフトを用いて定量化し、アポトーシス抑制に関与する薬剤を定量的に比較する方法を開発した。 (2)上皮系細胞におけるアポトーシス TUNEL法では組織切片中の表皮角化細胞や外毛根鞘細胞に一部陽性細胞が認められるが、アガロースゲル上では表皮角化細胞にデキサメサゾンや高濃度のカルシウムを加えても、DMA断片他は検出できなかった。したがって現在のところ(1)の系は上皮系細胞にそのまま応用できない。この問題を打破すべく検討中である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Nobuo Yamada et al: "Chronological Analysis of In Situ Cytokine Expression in Atopic Subjects" Journal of Allergy and Clinical Immunology. 96. 1069-1075 (1995)
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[Publications] 湧川基史,山田伸夫 ほか: "成人性アトピー性皮膚炎のダニ抗原誘発皮疹における好酸球浸潤" アレルギー. 44. 1199-1206 (1995)
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[Publications] 山田伸夫,中川秀己 ほか: "接触性皮膚炎の基礎" アレルギー科. 1(発表予定). (1996)
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[Publications] 山田伸夫: "マスト細胞の細胞内シグナル伝達" 臨床免疫. 27. 148-152 (1995)
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[Publications] 山田伸夫,中川秀己: "T細胞と皮膚アレルギー" 興和医報. 38. 10-14 (1995)
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[Publications] M. Fujimoto, N. Yamada et al: "Serum Aldolase Level is a Useful lndicator in Eosinophilic Fascitis" J. Rheumatol. 22. 563-565 (1995)
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[Publications] 山田伸夫: "内科的疾患に伴う皮膚症状〜毛の異常" 医薬ジャーナル社(印刷中), (1996)