1995 Fiscal Year Annual Research Report
隠れマルコフモデルを用いた音声の規則合成-喜怒哀楽の表現を目指して-
Project/Area Number |
07858043
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
徳田 恵一 東京工業大学, 工学部, 助手 (20217483)
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Keywords | HMM / 音声合成 / 音声の動的特徴 / メルケプストラム / MLSAフィルタ |
Research Abstract |
(1)隠れマルコフモデルに基づいて音声を合成するために,音声パラメータの動的特徴を利用した隠れマルコフモデルからの音声パラメータ生成法を提案した. (2)そのための高速計算アルゴリズムを導出し,実時間での音声合成を可能とした. (3)音声データベースによって,隠れマルコフモデルの学習を行ない,受聴試験に基づく主観評価によって,動的特徴を考慮することにより,自然で滑らかな音声を合成できることを示した. (4)種々の条件で隠れマルコフモデルの学習を行ない,得られた隠れマルコフモデルから音声を合成し,合成に適した隠れマルコフモデルの構成法について検討した. (5)受聴試験に基づく主観評価によって,隠れマルコフモデルの構造や学習法を検討した.その結果,概ね音声認識と同様の観点から,隠れマルコフモデルの構造や学習法を設定すればよいことがわかった.但し,通常の音声認識と異なり,状態継続長のモデルは音声認識で用いられるものより精密なものにする必要があることもわかった. (6)得られた隠れマルコフモデルに話者適応の技術を適用することにより多様な声質の音声を合成できることを確かめた. (7)今後は以上の結果を元に,自在に感情を表現することのできる音声合成システムを実現することを予定している.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 益子貴史,徳田恵一,小林隆夫,今井聖: "HMMを用いた音声合成における音素モデルの検討" 日本音響学会春季研究発表会講演論文集. (採録決定). (1996)
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[Publications] K.Tokuda,T.Masuko,T.Yamada,T.Kobayashi and S.Imai: "An algorithm for speech parameter generation from continuous mixture HMMs with dynamic features" Proceedings of European Conference on Speech Communication and Technology. 1. 757-760 (1995)
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[Publications] T.Masuko,K.Tokuda,T.Kobayashi and S.Imai: "Speech synthesis from HMMs using dynamic features" Proceedings of International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing. (採録決定). (1996)
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[Publications] 徳田恵一,益子貴史,小林隆夫,今井聖: "HMMからの音声パラメータ生成アルゴリズム" 電子情報通信学会技術研究報告. SP-95-123. 1-8 (1996)
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[Publications] 益子貴史,徳田恵一,小林隆夫,今井聖: "メルケプストラムをパラメータとするHMMに基づく音声合成" 電子情報通信学会技術研究報告. SP95-124. 9-16 (1996)
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[Publications] 益子貴史,徳田恵一,小林隆夫,今井聖: "HMMを用いた音声合成法に関する検討" 日本音響学会春季研究発表会講演論文集. 2. 253-254 (1995)