2008 Fiscal Year Annual Research Report
包括的製品政策に基づくEU指令の導入による環境影響削減効果の評価
Project/Area Number |
07F07551
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
岸本 充生 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 安全科学研究部門, グループ長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SANG-YONG Lee 独立行政法人産業技術総合研究所, 安全科学研究部門, 外国人特別研究員
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Keywords | ライフサイクルアプローチ / 費用便益分析 / LCA(Life Cvcle Assessment) / ライフサイクル会計(LCC) / 統合製品政策(IPP) |
Research Abstract |
本研究の目的は,政策意思決定へのライフサイクル思考の適用のための事例検討を行うことである。この目的を達成するために,以下に示す2つのメインテーマを設定した。 1)ライフサイクルアセスメントを活用した製品システムにおける主要な環境影響改善策の特定方法の提案:洗濯機とLCDパネルを対象としたケーススタディーを通じて,全ライフステージにおいて環境影響改善のためのキーとなる項目を特定するための方法として,簡易的な検討から詳細な検討までの段階的なアプローチを提案する。2)LCA結果の信頼性とその管理手法の提案:製品のLCAにおいて信頼性に最も影響を及ぼす要因を特定し,LCA結果の信頼性を管理するための手法を提案する。本研究の主な結果を下記に示した。 1)製品システムにおける主要な環境影響改善策の特定方法の提案 -LCIデータベースおよび現場調査に基づいたLCDパネルの製品システムのLCA実施 -環境改善のためのキーファクターの抽出 -製品設計パラメータ、ライフサイクル段階、環境面と経済面の問のTrade-off分析 2)LCA結果の信頼性とその管理手法の提案 -不確実性分析ソフト(Crystal Ball)を利用したLCIにおける不確実性分析 -LCAソフト(SimaPro)を活用した代表値の設定および仮定の設定に関する感度分析
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