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2009 Fiscal Year Annual Research Report

現代トルコにおける右派民族主義政党の思想と組織研究‐国外での活動との関連で

Research Project

Project/Area Number 07J00216
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

宮下 陽子  The University of Tokyo, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(DC1)

Keywords現代トルコ / ナショナリズム / 政党 / 組織 / エリート
Research Abstract

申請者は研究実施計画に基づき、以下の研究を実施した。現代トルコの右派民族政党である民族主義者行動党(MHP)の組織とイデオロギーに関する研究を前年度及び前々年度に行い、主に論文の形で発表してきたが、今年度はMHPと思想的傾向は類似しつつも国家政党として長らくトルコを支配してきた共和人民党(CHP)を研究対象とした。その際、CHPのイデオロギーにおけるナショナリズム認識の変化はやはり既に確認したため、そのイデオロギー変化を実施した党エリートの変遷の有無について今年は確認し、学会発表の形で発表した。発表では、党イデオロギー変化の起こった時代、同時並行して党幹部の顔ぶれにも明確な変化が起こっていたこと、それは明らかに党内の権力闘争に起因することを明らかにした。前々年に行った党イデオロギーに関する研究成果と併せて、党内の権力闘争が党イデオロギーの変化に便乗し、党幹部の変化をもたらしたこと、それが第二共和制下での政党再編に繋がったと結論付けた。年度末に行った海外調査ではトルコ国外(主に中央ユーラシア諸国)における団体の活動に関する新聞や雑誌記事の収集、刊行物の購入を目的とする資料収集をイスタンブル市にて行った。これらの資料から、90年代以降国外での諸団体の活動が活発化したこと、それらは学校の開校や企業進出といった民間団体の活動に拠るところが大きいことが判明した。また、中でもイスラーム色の強さが特徴であることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] トルコの共和人民党(CHP)党幹部達(1965~72)2009

    • Author(s)
      宮下(関口)陽子
    • Organizer
      日本中東学会
    • Place of Presentation
      広島市立大学
    • Year and Date
      2009-05-17

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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