2007 Fiscal Year Annual Research Report
エジプト社会におけるジェンダー秩序とその再編のダイナミクス-宗教言説とその変容
Project/Area Number |
07J12952
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
嶺崎 寛子 Ochanomizu University, 大学院・人間文化創成科学研究科, 特別研究員DC2
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Keywords | エジプト / イスラーム法 / ファトワー / ジェンダー |
Research Abstract |
現代エジプトのイスラーム教徒社会におけるジェンダー秩序、およびその再編のダイナミクスを宗教言説とその受容のありかたから明らかにすることが本研究の研究目的である。筆者は今までの研究を5月に中東学会において発表した。6-8月にかけてファトワーのデータベース化を行った。 また12月から1月にかけ、エジプトのファトワーを出すNGO組織「イスラーム電話」におけるフィールド調査を行い、ウラマーの会議記録およびファトワーの収集を行った。このデータは2-3月にかけ、データベース化し、来年度の研究に備えた。また3月には08年11月に刊行予定の竹村和子・義江明子編『ジェンダー史叢書 第三巻 思想の力/文化の流通』、明石書店へ寄稿する論文「イスラーム法と女性たち:現代エジプトを事例として」を執筆した。
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