2007 Fiscal Year Annual Research Report
P. gingivalisが発揮する宿主細胞の増殖に及ぼす影響の解析
Project/Area Number |
07J52733
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
津田 哲寿 Osaka University, 歯学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Keywords | 歯学 / 細菌 / 感染症 / 細胞・組織 |
Research Abstract |
歯周病を引き起こすPorphyromonas gingivalis において、特に重篤な歯周病を引き起こすことが報告されているII型線毛株(OMZ314株)の代表的な病原因子であるGingipainファミリ-(RgpA, RgpB, Kgp)の遺伝子配列の取得およびその欠失株の作製を試み、以下に述べる2点において成果が得られた。 1)II型線毛株のGingipainは他の線毛株と比較して、Arginine-Gingipain(RgpA, RgpB)では、ほとんど変化が見られなかったがLysine-GingipainではC末端領域のCleaved AdhesionドメインがFN3ドメインに変化していることを見出した。 2)II型線毛株のGingipain欠失株作製において、エレクトロポレーション法、コンジュゲーション法を、トランスフォーメーション法を試みた結果、トランスフォーメーション法による作製方法が最も有効で、他の2つの方法と比較して、200-1,000倍の作製効率が得られることを見出した。
|
Research Products
(2 results)