1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07NP1301
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
速水 融 国際日本文化研究センター, 研究部, 名誉教授 (40051164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 正朗 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70118371)
黒須 里美 国際日本文化研究センター, 研究部, 助手 (20225296)
河野 稠果 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (60255164)
落合 恵美子 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (90194571)
斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
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Keywords | 歴史人口学 / 家族史 / 人口統計 / 比較史研究 / ユーラシア社会 |
Research Abstract |
本年度は、この研究プロジェクトの本格的開始元年であり、スタートに当り、国の内外の研究参加者との意志疎通、概念・方法の統一を図るべく2回(8月静岡県裾野市、2月京都)、国内の参加者全員による研究集会をもった。また、国際学会に出席し、席上成果の一部を報告するとともに、研究参加者と意見交換を行った。研究の基礎となる資料収集、その整理、コンピュータ入力の作業は、ほぼ予定通り進捗し、成果の一部は、購入したデスクトップ編集器により「・・・シリーズ」として印刷・配布した。(計15点) 1.国際共同研究.予定した出張は、国際学会報告(8月カナダ・モントリオール、11月アメリカ・シカゴ、1月台湾・台北)、研究打合せ(5月フランス・パリ、7月アメリカ・ホノルル、11月アメリカ・ブルーミントン、3月アメリカ・ホノルル)、共同研究実施(8月イタリー、1月中国、2月イタリー)を行い、トルコからは研究者を招聘(1月)し、研究打合せを行った。 2.国内研究.首都圏の公共機関に所蔵されている基礎史料(主に江戸時代の宗門改帳)を中心に史料調査を実施し、マイクロフィルム撮影をおこなうと同時に、購入したマイクロフィルムリーダープリンターを用い既収集史料の焼付け、製本を進めた。これにより爾後の整理が容易になった。これから基礎整理シートを作成し、新たに設置し、パーソナルコンピュータシステムに入力を行った。入力プログラムはこのプロジェクトのために新しく開発したものを用い、入力、検索および分析を迅速に行い得るものである。文献目録および収集史料目録の作成は年度内に完成せず、来年度に持ち越した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Satomi Kurosu (with Emiko Ochiai): "Adoption as an Heirship Strategy under Demographic Constraints: aA Case from Nineteenth-Century Japan" Journal of Family History. 20-3. 261-288 (1995)
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[Publications] 落合恵美子: "近代家族論の曲がり角" 日本研究. 12. 89-100 (1995)
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[Publications] 高木正朗: "家族分類スキームと宗門改帳" 日本研究. 12. 181-208 (1995)
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[Publications] 高木正朗: "19世紀東北日本の「死亡危機」と出生力" 社会経済史学. 61-5. 1-32 (1995)
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[Publications] 速水 融(著書の一部): "速水 融・町田 洋編『講座 文明と環境 第7巻 人口・疫病・災害』序説 現代世界における人口変動の諸様相" 朝倉書店, 1-32 (1995)