1997 Fiscal Year Annual Research Report
熱帯アジア(東南アジア・インド)の遺跡調査による新発掘・保存修復方法論の構築研究
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08041028
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
石澤 良昭 上智大学, アジア文化研究所, 教授 (10124851)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪井 善明 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (00163874)
片桐 正夫 日本大学, 理工学部, 教授 (50059515)
上野 邦一 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (70000495)
中尾 芳治 帝塚山学院大学, 文学部, 教授 (70227734)
盛合 禧夫 東北工業大学, 工学部, 教授 (10085459)
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Keywords | オリッサ州の写本 / インド考古総局 / 遺跡エンジニアリング手法 / 寺院と地盤の関係 / 推理排水貯水網 / インド東海岸遺跡リスト / 左岸の塩風破壊 / 村落と共同排水 |
Research Abstract |
<現地調査と研究活動> 1)考古班の共同調査:コナラーク寺院(1238-1264)跡内での発掘調査および近隣旧港跡の発掘、インド南部のマハバリプラム寺院の出土品調査、アンコール遺跡・スコータイ遺跡との比較研究 2)建築調査:(1)ラジツト、ジリ・ウタヤジリ寺院などの礎石および石材積み上げ法、施工方法などの実測図作成、(2)部材の一部取り外しと構築技術の点検 3)地質・岩石学共同調査:(1)コナラーク寺院の砂岩破損状況調査と潮風による風化メカニズム解明(3)地盤調査と地下水および地下状況調査 4)水利灌漑班の共同調査:(1)貯水池灌漑と水利網(2)村落形成と共同配水システム 5)総合検証研究会(1)インド側関係機関と各班調査データ報告(2)コナラーク寺院配置とインド的宇宙観(3)インド考古総局の発掘方式および修復手法の確認
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 遠藤 宣雄: "Tentative Curriculum of COULTURAL SITE MANAGEMENT" カンボジアの文化復興(15). 15. (1998)
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[Publications] 遠藤 宣雄: "SOCIO-CULTURAL DEVELOPMENT AND HISTORICAL SITE ENGINEERING METHODOLOGY(HSEM)" カンボジアの文化復興(15). 15. (1998)
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[Publications] 盛合 禧夫: "石造遺跡から見たインドの地盤と岩石" カンボジアの文化復興(15). 15. (1995)
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[Publications] Y.ISHIZAWA: "Les Ruines de Banteay Kdei-Etudes et Recherches" Dossier d'Archeologie(Dijon France). No.221. 86-91 (1997)
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[Publications] 石澤 良昭: "古代クメール王朝の謎" 消えた古代文明(講談社). 特別号. 82-91 (1997)
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[Publications] 坪井善明: "文化遺産と政治" 岩波講座 開発と文化『開発と民族問題』. 4. 115-150 (1998)
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[Publications] 石澤 良昭: "西欧が見たアンコール" 連合出版, 234 (1997)
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[Publications] 石澤 良昭: "クメールの芸術" 芸術出版社, 187 (1997)