1998 Fiscal Year Annual Research Report
中央ヨーロッパにおける市場経済の進展と地域構造の変化
Project/Area Number |
08041053
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
小林 浩二 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30111793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 聡史 国利社会保障, 人口問題研究所, 研究員
山本 充 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (60230588)
加賀美 雅弘 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60185709)
森 和紀 三重大学, 教育学部, 教授 (60024494)
佐々木 博 目白大学, 人文学部, 教授 (70062817)
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Keywords | 地域格差 / 水文環境 / 農業構造 / 地域構造 / 外国資本の流入 / 東欧革命 / 人口構造 |
Research Abstract |
本年度の調査研究は、3年次計画の最終年度だった。本年度の調査研究は、1)各研究者がそれぞれの研究目的を遂行するための調査、2)本研究の全体像を明らかにするための作業の2点からなっていた。本年度は、中央ヨーロッパのの地域格差をテーマに精力的に研究をおこなっている加賀美氏を新たに研究分担者に加えた。 1) については、本年度は各研究者がつぎのようなテーマに基づいて調査をおこなった。佐々木:ポーランド、スロヴァキア、ハンガリーへの外国資本の流入と地域的差異、森:ハンガリーにおける水文環境の変化、加賀美:ハンガリーの少数民族と地域的変化、山本:チェコ、ハンガリーの農業構造の変化、中川:ドイツ、オーランドの人口構造の変化、呉羽:ハンガリーにおける観光地域の変化。小林は都合で調査に加わることができなかったが、これらの研究調査は、外国人分担者をはじめ研究対象地域の各省庁・研究所等の協力・援助によって順調に実施された。 2) については、これまでの調査をもとに議論中である。東欧革命以降の市場経済化の進展、外国資本の流入によって、地域構造の変化はきわめて大きくなっている。現段階での特色は、社会層が大きく変動しており、それに伴って地域格差が大きくなっていることにあるといえよう。今後、さらに議論を深めて、研究対象地域全体の地域構造の特色を具体的に浮き彫りにしたいと思う。現在、報告書を作成中であるが、共同研究者はもちろんのこと、研究協力者も数多く寄稿してくれ、内容の濃い報告書ができるものと期待している。なお、平成11年度中には外国人共同研究者を日本に招請して、本研究のシンポジウムを開催する計画を立てている。
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[Publications] 小林浩二: "旧東ドイツの都市の地域問題" 岐阜大学教育学部研究報告人文科学. 46-2. 1-16 (1998)
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[Publications] 小林浩二: "ポーランドにおける農業構造の変化" 岐阜大学教育学部研究報告人文科学. 47-1. 11-34 (1998)
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[Publications] 小林浩二: "ヴィシェグラード諸国における地域構造の変化" 岐阜大学教育学部研究報告人文科学. 47-2. 1-19 (1999)
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[Publications] 小林浩二: "チェコ、エガーランドにおける農業構造の変化" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 佐々木 博: "ヴィシェグラード四国への外国直接投資" 筑波大学地域研究. 16. 97-128
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[Publications] 佐々木 博: "ポーランドの外国直接投資" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 森 和紀: "市場経済他に伴う水文環境の変化-チェコ共和国の場合-" 日本地理学会発表要旨集. No.51. 236-237 (1997)
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[Publications] 森 和紀: "政治変革後のハンガリーにおける環境保護の課題" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 加賀美雅弘: "ハンガリーにおけるドイツ系少数集団と地域変化" 東京学芸大学紀要第3部門社会科学. 第48集. 229-243 (1997)
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[Publications] 山本 充: "市場経済化の進展にともなうプラハの都市構造の変化" 日本地理学会発表要旨集. No.53. 352-354 (1998)
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[Publications] 山本 充: "ハンガリー南部農村における農業協同組合の再編と個人農の動向" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 中川聡史: "人工移動の動向からみた旧東ドイツの変容" 日本地理学会発表要旨集. No.53. 346-347 (1998)
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[Publications] Satoshi Nakogawa: "Migration in the Territory of the hormer German Demogratic Republic" Rogional Views. No.12. (1999)
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[Publications] 中川聡史: "ポーランドにおける都市化と人口移動" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 呉羽正昭: "ハンガリーにおける観光客と観光地域の変化" 愛媛大学法文学部論集人文科学編. 第5号. 121-142 (1998)
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[Publications] 呉羽正昭: "チェコにおける観光の変化" 日本地理学会発表要旨集. No.55. (1999)
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[Publications] 小林浩二: "21世紀のドイツ-旧東ドイツの都市と農村の再生と発展-" 大明堂, 248 (1998)