1996 Fiscal Year Annual Research Report
主要国における学術研究体制とファンディング・システムに関する国際比較研究
Project/Area Number |
08041086
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
太田和 良幸 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (60270443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西澤 正己 学術情報センター, 研究開発部, 助手 (00281585)
孫 媛 学術情報センター, 研究開発部, 助手 (00249939)
吉川 裕美子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助手 (80282903)
柿沼 澄男 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80290881)
小林 信一 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (90186742)
黒田 則博 広島大学, 留学生センター, 助教授 (80274140)
山本 眞一 筑波大学, 大学研究センター, 教授 (10220469)
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Keywords | 学術 / 研究体制 / ファンディング / 国際比較 / 研究費 |
Research Abstract |
本調査研究班では、我が国の学術研究体制にふさわしいファンディング・システムやファンドの規模等について政策科学的見地から国際比較研究を進め、それらの望ましい在り方、機能等を明らかにすることを目的とし、平成8年度は、主要国の学術研究体制及び近年の学術政策・科学技術政策の把握を主として、米国、英国、仏国、独国、中国の現地調査を実施した。現地調査は関係行政機関及び研究助成機関を主たる対象として調査を実施し、研究振興システムの把握に重点を置いた。 具体的には、調査研究全体の実施方法及び現地調査の実施方法について、研究メンバー全員で協議、決定し、研究分担者のみでは担当できない分野については、必要な研究協力者を選定した。また、国別研究グループにおいて当該国別の研究の進め方及び現地調査の方法等について検討した。 実地調査は、各国ごとに現地調査を実施し、関係行政機関及び研究助成機関等政策形成機関を主たる調査対象とし、研究振興システムの把握に重点を置いた。実地調査担当者は研究会においてその調査結果の報告を行った。 米国では、NSF、NIH、OSTP等、英国ではOST、Research Council、HEFC等、仏国では、国民教育・高等教育・研究省、CNRS等、独国では、教育科学省、学術評議会、DFG等、中国では、国家教委、国家科技委、科学院等の政策等について調査研究した。 平成9年度は、ファンディング機関や研究を具体的に実施している高等教育機関・学術研究機関を主たる調査対象とし、ファンディング・システムの把握に重点を置くこととしており、各大学、研究所等の具体的研究資金のフロー、学術関係研究費の国際比較について検討する予定である。
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