Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NOERDJITO W. ボゴール動物学博物館, 研究員
大河原 恭祐 金沢大学, 理学部, 助手 (70283091)
HASAN N. スカラミ農業技術研究所, 研究員
高久 元 北海道大学, 理学研究科, 助手 (40236203)
西田 隆義 京都大学, 農学研究科, 助手 (60208189)
辻 和希 富山大学, 理学部, 助手 (20222135)
伊藤 文紀 香川大学, 教育学部, 講師 (50260683)
曽田 貞滋 信州大学, 理学部, 助教授 (00192625)
中野 進 広島修道大学, 商学部, 教授 (70237337)
山村 則男 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (70124815)
田中 誠二 農水省, 蚕糸昆虫研究所, 研究室長
木村 正人 北海道大学, 地球環境科学研究科, 教授 (30091440)
片倉 晴雄 北海道大学, 理学研究科, 助教授 (40113542)
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Research Abstract |
1.目的:生息環境の特性と生活史進化の相互関係を分析するために,インドネシアのジャワとスマトラに降雨条件や海抜高度の異なる調査地を設定し,(1)昆虫の野外個体群の季節動態をモニタリング,(2)室内飼育と実験的解析による温度適応,休眠形質,光周反応,ストレス抵抗性の比較する. 2.経過:研究代表者らは,1990年以来のインドネシア側研究者との共同活動を通じて,西ジャワ州のボゴール,チボダス,東ジャワ州ブルヴォダディの各植物園と,スマトラ西部州内のパダン,シティウン,ランバタン,スカラミの各実験圃場での野外調査と室内実験を実施してきたが,本年度は,さらに強化した. 3.野外調査:マダラテントウ類,ジンガサハムシ類,ショウジョウバエ類,コオロギ類などを対象とし,野外における個体群の長期センサスと,定期サンプルリングによる齢構成,繁殖状態,栄養状態などの調査をした. 4.飼育実験:ボゴール動物博物館およびスカラミ農業技術研究所において,昆虫類を飼育し,休眠形質,光周反応,ストレス抵抗性(乾燥,低温,飢餓など),発育日数,生存-繁殖スケジュールなどを種間,地域個体群間で比較した. 本年度の新展開:(1)西ジャワ州バンドンでの定期調査の体制が整いつつある,(2)西ジャワ州のハリムン国立公園の原生林で予備調査した,(4)調査対象種の食草であるナス科植物(食葉性テントウムシ類)やヒルガオ科(ジンガサハムシ類)の質的季節変動(水分含量,葉の硬度,C/N比など)のモニタリングを開始した,(5)3名のアリ研究者(伊藤,辻,大河原)が参加したことによりアリの関する知見が急増した.
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